平成23年(2011)【10月8日(土)】 山崎美香先生(一般社団法人即戦力) 『リアル経営学』
平成23年(2011)【10月1日(土)】 映画学 『一枚のハガキ』
・映画館でみんなで映画を観る
外界を遮断して、映画にのみ集中。確かに映画館で観ると、
その映画だけにその時間を使う。
DVDでは、やはり騒音や周りのことが気になることが多い。
・内容
第二次世界大戦で、クジにより前線に行かずに生き残った兵士(豊川悦治)と、
その戦友でクジで死んだ兵士の妻(大竹しのぶ)の話。
戦後も、戦争により影響を受け続けている二人が立ち上がっていく物語。
戦争ものだが、単に暗く暗くならないよう、少し面白おかしい演出がされており監督の個性が光った。
戦争という個人ではどうしようもない悲劇を決して繰り返してはならない。
恵まれた現代で生きている我々の悩みは、もがけば自分で解決できることが多い。
自分で動いて解決できる問題は、行動によって前進させる。
《今後》
思い返すと、DVDやテレビで観た映画よりも映画館で観た映画のほうが覚えている。
1日やメンズデーは、1000円なのでどんどん観に行く。
JVU(日本ベンチャー大學)大阪校1期生 小田祥三(鳥取大学大学院)
映画学『一枚のハガキ』http://www.youtube.com/watch?v=7r-ER909QJU
98歳日本最高齢監督・新藤兼人が自らの戦争体験を基に描く「映画人生最後の作品」です。
映画を観終わって、改めて監督がどういう想いでこの作品を作ったのかを色々と調べてみました・・・。
この映画は内容がシンプルで、とても理解しやすい映画でした。
それだけ、登場人物の心情がリアルに伝わってくる作品でした。
舞台は戦争末期~終戦。何もかもを失った日本。
戦争に召集された夫を見送る事しか出来ず、そのまま夫は帰らず、独り身となった妻。
戦争はなんて理不尽なんや!戦争を体験したことの無い私だが、
この環境のお陰もあり。戦時中の悲痛な叫びは幾度となく聴いてきた。
戦争は過去の話???
現在でも世界のある地域では戦争が繰り広げられているという現実・・・。
決して過去の話ではない!現実に起こっているのだ。
この作品から感じたこと・・・それは、戦争はとても理不尽である。
戦争はとても忘れがたい想い出である。
だが、忘れてはならない、二度と同じ道を辿らぬように。
同じ道を辿らぬようにするには、1人1人が目を逸らさない事。逃げない事。
前を向いて進んでいくこと。共に助け合っていく事。
私たちは、戦争の痛みを少しでも感じる必要がある。
それは二度と、同じ道を辿らぬため。私たちは、戦争の痛みを少しでも
子どもたちに伝えていく必要がある。子どもに嫌な顔をされようが伝えていく必要がある。
それは、二度と、同じ道を辿らぬため。
【総括】
映画はドラマチック(非常識)である。
出来事が起こるまでの年月は決して作品の中には納まらないからだ。
大切な人を待ち続ける長い年月・・・。孤独を過ごす長い年月・・・。
私は、この人生を通して、
1人でも多くの人の人生を埋めていく役目を果たしていきたい。
JVU(日本ベンチャー大學)大阪校1期生 川辺聖弥(大阪商業大学)
「一枚のハガキ」監督:新藤兼人
見終わり、もう一度調べなおして「戦争に選択の余地なくかり出された庶民に対する思いが込められている」と知った時に、
「一枚のハガキ」が伝えたかったことを知れたのではないかなと感じました。
この話は中年部隊(映画内ではオッサン部隊と呼称、
掃除部隊として宿舎を掃除していた)がクジによって戦争に赴き、振り回され、命を散らした所から始まる。
当時は検閲でハガキや手紙が来ても返事を書けず、
身辺の状況や経緯すら伝えられずに、最終的に名前だけ書かれた空箱で帰ってきた。
そして、人生を狂わされた人々は半ばヤケになって、
半分死んで半分生きての状態で生きることになる。
親も、子供も、夫ですらも居ない。遺骨すら帰ってこない。
遺品が逆に残された人を追い詰めることすらある。
それでも、生きていこうとした人。乗り越えた人の行動力。活力。生命力は強い。
それを伝えようとした、凄い作品でした。最後のほうは遺骨・遺品と共に家すらも燃やしてしまうという
かなり衝撃的な急展開がありましたが、過去を受け止めて過去に執着するのではなく、
時には切り捨てる事も大事なのだなと思います。
くよくよしてても始まらない。前向きな姿勢を持つことを今後の活動に取り込んでいきます。
JVU(日本ベンチャー大學)大阪校1期生 住田欣哉(大阪産業大学)