【気づき】
●先ず第一に言葉を知らないことの不便さを痛感しました。
中国の航空会社の飛行機に乗ったため、
当然CAも中国人飲み物が何が欲しいかすらもまともに通じず、
今後の旅の行く末を案じました。
そして案の定、地下鉄で何を言っているかもわからず、
会食でもコミュニケーションが取れず、
楽しさが激減してしまったなと反省しました。
現地に行くまではノリでコミュニケーションはどうにかなると思っていました。
しかし、コミュニケーションの基本はやはり言葉。
行くまでマスターできないまでも、
辞書を持っていかないのはさすがにダメでした。
●経済成長している上海と、むしろ後退している日本の違い
新聞などで「中国の成長はもうダメだ」というような記事を読んでいて、
これからどうするのかが気になっていました。
しかし、未だに中国は7%の成長率を誇り(参考までに韓国は0.1%)
まだまだマーケットはあるということに気づきました。
さらに、日本と違って中国は人口が多いために
日本のように急激に経済が悪くなることはないということを
ココさんとシュウさんの講義で学びました。
また、中国は日本のバブル期での失敗を見ているために、
政府が政策を打っているということも新鮮でした。
(例えば国民は一人2つ以上の不動産を持ってはいけないなど)
そしてやはり共産主義。政府の言うことが絶対であり、
何があろうが政策には従わないといけない。
中国政府は経済政策に力を入れており、いまなお成長を続けている。
中国を移動しているときに感じたが、
多くの場所で大々的な土地開発が行われており、
それでいてまだ開発できる土地もある。
中国は終わりだと感じていましたが、むしろこれからじゃないかとも思いました。
丸興工業さんやリビアスさんのレビューの見学でも感じましたが、
日本の企業が進出しても賃金は安い。
これからもっと成長すればこの現状は少しはよくなるのでしょうか?
●トラブルも楽しめるようなゆとりを持つ大切さ。
実は5日の夕方に私たちは飛行機に乗り日本へ帰国する予定でした。
しかし、悪天候の影響で飛行機がキャンセルになり、
帰国は翌日に持ち越されました。
正直早く日本へ帰りたかったのでガッカリしましたが、
高級なホテルと送迎バスを用意してもらいました。
1日延びたことで仲間とコミュニケーションを取るチャンスも増え
次の日の便で隣の席のおばさんから海外旅行について詳しい話を聞くことも出来ました。
飛行機が遅れていなかったら得られていない情報もありましたし、
どんなトラブルも結局自分次第でいい方向に持っていけるのだと感じました。
これからはトラブルが起きても、むしろ縁が舞い込んでくると考えトラブルと付き合います。
「トラブルは素晴らしいチャンス!」
【実行することぁlp
1.学生のうちにもう一度海外に行く(短くても1週間)
今回が初めての海外旅行でしたが、あくまで日本との比較対象が1つ増えたにすぎません。
もっと見聞を広めるには違う現地に行かないといけません。
他の国を多く見て、日本とは何かを長い時間をかけて学びます。
2.海外に行ったことがない友人と中国について話し合い、
改めて日本人の中国のイメージを知る(出来れば逆も)
【感想】
毎日、日経新聞を読むという習慣があり、
中国の記事も欠かさず読んでいた自信がありましたが
それでも多くの新しい発見があったと今あらためて感じます。
まずは貧富の差。激しいということは聞いていましたが、
上海を代表するような大通りを1本入ると
昔の映画に出てきそうな寂れた村になっている。ということが当たり前でした。
街や電車に物乞いのような人もいて、でもそんな人は実は金がある人など
知れば知るほど新たな疑問が生まれてきました。
そしてマナーの悪さ。
クラクションが朝早くからそこら中から鳴り響き、
信号やごみの分別という概念もあってないようなものでした。
お店で寝ている店員もいたり、本当にフリーダムだと思いました。
行きの飛行機ではCAの対応の悪さに少しむっとしましたが、
帰りは国内よりマシだと感じました。
しかし、それもビジネスチャンスになると思えばいいというココさんのお話を聞き、
トラブルの件のように物事はとらえようだと感じました。
上の二つは日本でも学んでいましたが、
やはり現地に行き得るものは格段に違います。
「百聞百見は一験にしかず」
まだまだ未熟ですが時間だけは多くある学生時代。
もう残り少ない学生生活ですが、まだいろいろ吸収できます。
新たな日本を私たちで創ろう!と決意しました。
From:森一樹(大阪経済大学)JVU大阪校2期生