大阪校ブログ

日本ベンチャー大學大阪校の講義の様子をお伝えします。

【3・30(水)】大阪校プレ講義 『新聞道場×就活ガチンコ相談塾』

2011/03/30
【新聞は“使うもの"。日経新聞を読む目的を定める。】

1、ビジネスマンとして活躍する為に「習慣」を付ける為。
2、「時流」を掴む為。
3、政治・経済・国際・消費・社会など「マクロな視点」を身に付ける為。
4、情報を知恵(アイデア)に変える為。=活用する為
5、何事にも関心を持てる自分になる為。

≪1面のトップ記事の捉え方≫

・縦の大きな見出し→主見出し
・横書き見出し→袖見出し

初めの小さなまとまりを【前文(リード)】という。
⇒この記事の要約が書かれている。(必ず読むべし!)
『前文』がある記事は、各ページのトップニュースの証である。
この記事に書かれている内容は、
国政策よりも“半年"も“1年"も進んでいる。

いかに企業が国の政策に対応しているかが
窺える内容となっている。

トップ記事の前文を読んだら
3面にある【今日のことば】と【関連記事】まで読むべき。

ちなみに1面トップ記事が決まる確率は、
新聞記者1人/1000人の確率である。
つまり、日経新聞社にとっては読者に一番読んでほしい記事である。

≪1面左側の「企画モノ」の記事≫
1面左側によくある企画ものの記事で「上」「中」「下」と出たら、
「上」から読む。
「1」「2」「3」「4」と出たら「1」から必ず読む。
⇒企画ものには、どういう変化があり、どのような会社が、
 どんな対応したのかが書かれている。
 最も時流(その時代の社会一般の風潮・流行)を表す指標の一つである。

≪中囲みについて≫
ページの真ん中にある【中囲み】、「象徴的な変化の兆し」である。
これから注目されるであろう記事がここに来る。
⇒【中囲み】で紹介された記事を追っていくと、
さまざまな現象の根源が掴めるようになってくる。

≪1面のWORLD MARKETS≫
世界の全てが分かる。毎回必ず書く→変化に気付く。
※自分が他のニュースからの関連を感じることが大切。

≪株価≫
国の経済指標を映す鏡。
3~6ヶ月先行している。

≪売りオペレーション(売りオペ)≫
手形やCP(コマーシャルペーパー)を日銀が手放すと、
市場が買って資金が集まる。
金利は低下する。
逆は、買いオペレーション。
日銀が調整して、常に市場は「呼吸」している。

≪時価総額≫
時価総額=株価×発行株式数。
市場規模を見るもの。

・株価収益率(PER)。
PER=株価÷1株あたりの年間税引き利益。
倍率が高いと、割高。低いと割安なので、買い!

≪2面【社説】は新聞紙の顔≫
経済から見た{政治・世界・社会}を
生活者の応援団長をして代弁してくれている。

≪2ページに渡る事が多い【国際記事】≫
▽国際1は、国際政治(ヒト)
▽国際2は、国際経済(金、モノ)
⇒経済の基本条件が国際的視点で
 詰まっている場所だった。

アメリカのGDPは世界のGDPの
約25%を占めていると言われており、
そのアメリカのGDPの約70%が
個人消費に支えられていることから
「世界のGDPの17%がアメリカの個人消費で支えられている」
と言える。

つまり国際情勢を掴む事で、
国内に襲う現象を先読みすることができる。

よく「アメリカがくしゃみをすると日本も...
中国がくしゃみをすると日本も...」というのを聞く。

≪【企業面】はほぼ日本の“上場している"企業の紹介。≫
日経には、一日300~400社載るらしい。
これだけの企業情報がリアルタイムに載っている。

日本経済新聞は…
『就活でも活かせる“最強の教科書"』と言える。

≪【人事面】で、見極めろ!!!≫

「新社長」の記事。
東証1部、2部上場企業の、前職・部長以上の新社長が載る。
前役職の記載が無い人は、部長出身。

「営業部長」や「開発部長」に昇進した場合、
その会社には、すばらしい業績が最近あり、
そんなイケてる動きが起こっている。事が多い。

逆に「財務」や「経理」関連の部長昇進、
しかも(前職)がない場合。
その会社の経済状況がふるっておらず、
外部から計理士などを雇った可能性。
会社が経営難の可能性がある。
※あくまで一つの意見。

▽情報―――情けに報いる
1、情報の出所を知る。
2、いつのことでどこのことか?、どのくらいの量か?
3、どんな目的でどんな性格をしているのか?
⇒インテリジェンス…対応策が取れる情報

▽経済記事
・ファット(事実)とオピニオン(意見)
デパート(マクロ)と専門店(ミクロ)
⇒果たしてどれに該当するのか?

▽速報―――続報―――確報
「○○が発表した」→確報
⇒「速報」段階では事実確認が不可能。

≪市場経済化≫
市場が経済を決める。
“ヒト"“モノ"“カネ"は、少しでも有利な方に動く。
その流動合計額は「2京円」にも達する。
⇒この市場の動きを捉えるのも訓練の一環である。
「金」「原油」の揺れ幅が大きい理由もここにある。

≪先進国は【Re経済】≫
・リユース(中古品の再利用:ブックオフ)
・リペア(改修:建築リフォーム)
・リサイクル(使用済みの再生:都市鉱山)
⇒逆に新興国はインフラ経済。
国という市場を無視したビジネスは難しい。。。

≪72の法則≫
72÷金利で、何年で資産が2倍になるのか判断できる。
ただし、整合性が取れるのは、金利20%まで。

≪人こと≫
35業種のリーディングカンパニーのトップ識者が
主に記事として出ている。

≪他紙(ニュース)との区別化≫
日経:経済力
朝日:総合力
読売:社会的ニュース
NHK:NEWS
    NHKスペシャル
    クローズアップ現代
テレ東:WBS

≪どこからどのように読むか≫
日経新聞は、
読者に読んでもらいたい順に紙面を構成している。

「総合(1面)」
 ↓↓↓
「政治」
 ↓↓↓
「経済」
 ↓↓↓
「国際」
 ↓↓↓
「企業」
 ↓↓↓
・・・
は、“ヒト・モノ・カネ"の流れと
似るところがある。

≪全てを“チャンス"と捉える≫
記事には、「メリット(チャンス、良い記事)」と
「デメリット(ピンチ、悪い記事)」がある。

が!新聞はその「デメリット(ピンチ)」を「メリット(チャンス)」に
変える事の出来るツールである!

困っている人がいたら助けてあげる事も考えられるし、
予期せぬ事態が起こった際には、対策を練ることが出来る。
どんな状況下でも「チャンス!」とポジティブに新聞を
読み活かす!

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