平成25年(2013)【8月10日(土)】 歴史学「山本五十六編」/桑野隆司先生 (株式会社ピアズ代表取締役)
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●1日の流れ
1、朝礼、掃除
2、新聞ディスカッション
3、楽天トラベル企画ミーティング
4、桑野隆司校長の講義「山本五十六編」
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●気付き
《情報はリアリティを付与して整理する》
昨今、情報社会と言われる程たくさんの情報が飛び交って
おりますが、その中で情報を取捨選択し、受け入れる情報には
よりリアル性を伴うものを付与させる必要があると感じました。
今回の山本五十六さんのお話も実際に社長から聞き、
DVDを観ることでイメージしやすいものとなりました。
《情報戦の大切さ》
日本軍の行動や作戦はアメリカにほぼ筒抜けになっていたと
いうことを知り、そういったリスクを想定し情報のやり取りに
対してもっと敏感になる必要があったのではないかと思いました。
《山本五十六さんのミドルマネジメント》
山本五十六さんは連合艦隊司令長官となって現場のリーダー、
組織のミドルとして機能していたわけですが、
上からの命令は絶対とし、それに答えるなか現場として
どのように指示を出していくかが重要です。
五十六さんはそのミドルマネージャーとしての役割を
様々なジレンマに悩みながらも、国のことを考えて
常に目的を果たす為に冷静に判断されたのではないかと思います。
●実行すること
・山本五十六さんの残されている文献読書やゆかりの土地をめぐる
・某企画を考える
●感想
今回は座学で歴史を学ぶ会で「山本五十六」編でした。
名前こそ知れども、どんな思いで戦地へ赴きどんな考えがあり、
どんな苦悩があったのかなど、その当時の日本の世論と
比較した軍の環境の悪さ(心身ともに疲弊する環境であったと
感じました)を目の当たりにし、とても衝撃を受けました。
先週の回天研修も併せて、学んだ点と点が繋がっていくので
とても面白く興味がわいてきたので、調べて自分の足で歩きます。
From:金堂孔輔(愛知県出身、中京大学4年)JVU名古屋校1期生
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●気づき
《リーダーシップ》
優しく厳しい人柄は皆から慕われていたと言われているように、
映画を見ていてもそう感じました。
南雲さんを怒らなかったこと、少佐との関わり方や褒め方など、
人のモチベーションの管理がうまかったです。
強さや判断力だけでなく、人との関わり方という点で
とても勉強になりました。
《冷静さと判断力》
門倉さんが飛龍で戦死した時、空母が撃沈した時、冷静に
将棋を打つ姿が印象的でした。心は慌てていると思いますが、
どんな時でもそれをださず、冷静に場を仕切るのは、
リーダーとして備えるべき素質ですね。彼があの時冷静だった
からこそ、部下も冷静に判断できたのだと感じました。
《講和を望む姿勢》
海軍がアンチ戦争なのは知りませんでした。
その中でも特に山本さんは戦争反対を唱えていて、世論と
戦っている姿は今でも通じるものを感じました。
一般論に対して、新しいものを示していくのはとてつもない
パワーがいると思います。世間体を気にせず、ぶち壊すくらいの
勇気と覚悟がいるのだなと改めて感じました。
●実践すること
山本五十六の映画をもう一度見る(観たいです)
山本さんのような司令官を勉強し、映画を観る
ラストエンペラーを観る
●感想
回天合宿後もあり、本気で平和について考えました。いつ、
どの時代でも誰でも望んでいる平和ですが、山本さんのように
世論が立ちはだかったり、間に挟まれたり...現代でも
平和とはいいきれません。本当に難しいものだなと感じます。
過去を忘れるのではなく、きちんと過去から学ぶ、という姿勢を
今の私達がやっていかなくてはいけないと改めて感じました。
From:村上永里子(岐阜県出身、名古屋大学4年)JVU名古屋校1期生
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●気づき
[組織マネジメント]
リーダー、特に軍のリーダーは怒鳴っていたりするイメージで
どちらかというと恐怖政治的な要素が強いイメージがある。
しかし、映画の中で山本五十六を怒ったシーンは一度もなかった。
これは怒らずとも人を動かすことができていたのだからだと
思いました。人情に厚く、かつ合理的で冷静な判断ができる
山本五十六のようなリーダーは理想的だと思いました。
私が今後生きていく上で人を動かすことは必ず必要になります。
山本五十六をひとつの見本として考えていく。
[事実は教科書にはない]
日本の教科書では太平洋戦争における記述は少なく、
事実が書かれていない。人物名などをまる覚えするだけである。
しかし、ただ記憶しただけではその当時の歴史を感じることは
できない。そうあれば、自分で探しに行くしかない。
今回は講義という形で正しい歴史の事実を教えて頂いた。
今後も教科書にはない事実を探していく。
[自分の思いと世論のギャップ]
先見の明のある人間が、それを見えていない人間を納得させる
のは至難の技。経営者にも共通するジレンマかもしれません。
山本長官もできなかったこのギャップを埋めるための
方法の自分なりの意見を探していきたい。
●実践すること
・山本五十六さんついて文献などで調べるとともに、
山本五十六に関係する地に足を運ぶ。
・戦争に対しての認識が事実と異なる可能性があるので、
事実を記述されている本や実際に足を運ぶ
・もう一度、映画「山本五十六」を見て、深堀りする
●感想
今の日本の教育では正しい歴史的事実を把握することが
しづらいです。しかし、桑野校長もおっしゃったように
知る権利までは妨害されてはいません。
私は運良くこういった素晴らしい機会を頂いたおかげで、
事実を知ることの重要性に気づけました。
今後も正しい歴史観を身につけるために事実をしっかりと
把握していきます。
また、教えて頂いた事実はできるだけ多く発信していくことも
私の責任です。知った事実をしっかりと伝えていきます。
From:青木裕典(愛知県出身、中京大学院1年)JVU名古屋校1期生
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