平成26年(2014)【8月9日(土)】 リアル経営学(飲食編)/森谷和仁先生、ディスカッション「太平洋戦争の是非」
2014/08/09
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●1日の流れ
1、戦争プレゼン
2、新聞ディスカッション
3、森谷和仁先生による講義「損益計算書と事業計画書、台湾について」
4、ディスカッション「太平洋戦争の是非」
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●気付き
<戦争プレゼン>
・気付きを与えることが目的
一番伝えたかったことと、最終的に聞き手の印象に残ったことがズレてしまいました。
与えたい「気付き」に気付いてもらえるように、大事なところは
強調するなどの工夫が必要です。
<森谷様による講義>
・可能性を狭めないこと
日本には、SEも焼き鳥屋の経営者も一定数いらっしゃいます。
しかし「SE 且つ 焼き鳥屋の経営者」となると、一気に希少価値が上がります。
自分の可能性を自分で狭めず、興味のあることは積極的に挑戦していきたいです。
・危機感を持つ
台湾の学生は日本人よりも日本の政治や歴史について詳しいようです。
平和ボケしている日本人と違って、自国の情勢について危機感を
持っているからだ、と気付きました。
●感想
台湾では、日本に対する憧れを持っている人が多いと知りました。
喜ばしいことではあるものの、日本人よりも台湾人の方が
日本の政治や歴史に詳しかったり、日本人の多くは自国に対する
誇りがなかったりといった話を聞くと、いつまでもおごって
いられないなという焦りも感じます。
また講義後に太平洋戦争の是非についてのディスカッションを行いましたが、
1時間程度議論しあっただけでは、まだ深い話にたどり着くことはできませんでした。
後日、再度、時間を設けて話し合う必要があると思いました。
From:小川唯菜@名古屋校2期生(南山大学4年)
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●気づき
•経営をする上での数字の重要さ。損益計算をして、
改めて自分は数字が弱いと実感しました。これから商売をする上で
市場調査、業種、業態の財務感覚を把握することは重要ですね。
•経験の掛け算が人に何倍もの価値をつける。業種が違えど
たくさんの経験をしている人は希少価値が高い。
•台湾の学生と日本の学生の意識の差。台湾の学生よりも
日本の学生の方が日本について知らない、わかっていないのかもしれません。
日本は西洋、欧州のモノ、新しいを好みますが、今一度古来の日本の良いモノを改めるべきですね。
●感想
「すべてをデジタル化してはいけない」には深く共感をしました。
データ化することで生活は便利になりますが、人と人との
コミュニケーションが薄れていきます。それは日本のおもてなしです。
おもてなしだけではありませんが、いつまでもアナログの良さは
大事にしたいです。これから僕たちは日本人としての誇りを見つけ、
自信をもって外国人に伝えなければいけないと思いました。
日本人より台湾人の方が日本について知っているって、なんか悔しいです。
日本の良さを追求して行き、それを外国人に伝えることが大事だと思います。
From:河合駿輝@名古屋校2期生(中京大学4年)
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●気づき
経営をする上での数字の重要性。飲食店というと、それほど数字を
イメージしていなかったが、やはり経営をする上では、絶対に必要なこと。
また、「大事にしたいものまでデジタル化しちゃダメだよ」。
効率を上げるためには、やはりデジタル化は有効な手段である。
だが、人と人との関わりなど、自分が大切にしたいものは
アナログのままでもよい。日本のおもてなしが良い例だ。
さらに、台湾の方がむしろ日本人。台湾は、本当に日本のことを
好きでいてくれて、日本人よりも日本のことを知っているし、考えている。
彼らをガッカリさせないためにも、まずは日本人が日本のことを考えなければならない。
●感想
会社というのは、これまでどうしても身近に感じることができませんでしたが、
身近な飲食店にも様々な考え・事情があることを知れました。
そして、それは会社と同じように大変なものです。
その中でアナログなことを大切にしていることに、強く共感しました。
また、日本と台湾というのは、最近、何度も聞きます。
そして、その大半が台湾の方が日本のことを知っているです。
自分の国、言うなれば故郷のことを自分の方が知らないなんて、情けないです。
もっと、日本について学びます。
From:秋田大輝@名古屋校2期生(南山大学4年)
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●気づき
・戦争プレゼン
他のチームのプレゼンに対して、フィードバックをすることは出来るし、
気づくことはたくさんある。でもそれは、自分のチームにも同じことが言える。
他のチームのプレゼンを見て、自身のチームに生かすことは沢山あるのだと感じました。
・逆算
何年後にどうなっているのか?
じゃあ1年後にこうなっている。そのためには半年後こうなっている。
逆算し、目標に向かって確実に成長していくことが必要である。
でも、それだけ明確に決めていても、その通りにはいかない。
ただ、少しでも目標に向かってのプランを明確にすることで、成功率はあがる。
・リスクを考える
何を行うのにもリスクというのは必ずついてくる。
リスクを無視してはいけないし、その為の対策は常に考えていないといけない。
また、起こりうるであろうリスク、世の中の情勢についてはアンテナを張って
予想すること、調べることは必要。何が起きても、屈しない準備は大切。
●感想
経営者になるにあたって、数字の部分を分析できるようになることは必要不可欠です。
また、世界の情勢や自国について調べ、知識をつけ、活かしていくことが大切で、
たくさんの事を吸収し、アウトプットをし、影響を与える人物になります。
戦争のプレゼンでは、チームとしてまったくなっていませんでした。
情報共有不足、意識のすり合わせが出来ていない。など一体感がありません。
チームとして動くということの意味を私自身が理解し、まとめ役として
チームを引っ張っていくことに努めていきたいと思います。
From:工藤夢生@名古屋校2期生(東京都出身)
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●気付き
・日本人として『おもてなしの心』を忘れてはならない。
おもてなしとは? ― 人にしか出来ない、顧客を想った一期一会の心遣い
(加賀屋の経営理念)。
人がやるべきことを、機械化してしまうと、お客様との真の関係は築けない。
・スケジュール組みはとても大切。そのためにも『何をしたいのか?
どこに向かって進んでいるのか』を明確にし、その目標に向かって、
どのような手段で進んでいくかという枠組みを決める必要がある。
・数字を読み取る。
損益分岐点(BEP)、ROI、投資回収期間などの計算、表の数字から
何を読み取るのか? 今の私が数字から読み取ることのできる情報は、
ほとんどないことを痛感した。マインドだけではなく、
実際の数字を見て、情報を得るという能力も同時に伸ばしていかなければならないと感じた。
・自分の希少価値を高める。
SE × 焼き鳥⇒SEをやっている人も、焼き鳥屋をやっている人も世の中には沢山居る。
しかし、SEを経験し、焼き鳥を焼いている人はほとんどいない。
そうして自分の希少価値を高める=自分にしかできないことを増やし、
自分にしかできない人生の歩み方をする。
・台湾の歴史と若者
日本の若者よりも、台湾の若者の方が、はるかに歴史を理解しており、
自分の意見もきちんと持っている。そして、親日である。
こんなに日本人を想ってくれている人たちがいて、世界には
日本人になりたいという人が人口の3~4割もいるのに対して、
日本人はどうあるべきか? もっと日本人としてのアイデンティティを持つべき。
●感想
数字と心、その2つを良いバランスに保つことが大切だと感じました。
数字だけ読み取ることができても、お客さんの気持ちや、
お客様に喜んでいただいたときの嬉しさは分からない。反対にいくら
おもてなしの心を持っていたとしても、それだけでは経営は成り立たない。
その二つのバランスがとても大切ですね。飲食店を開きたいという
知人がいるのですが、森谷さんとほとんど同じようなことを言っていて、少し驚きました。
また、台湾のお話を聴き、とても興味を持ちました。
一度台湾に言って、自分の目で現状を知りたいと思いました。
まずは、台湾の歴史を知ることから始めます。
From:板津奈々美@名古屋校2期生(金城学院大学4年)
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●気づき
・データの価値
相手を納得させることが出来るものがデータであり、
要所要所で揃えないといけないものが違うことに気づきました。
また、重要なデータを得て、そこから自分の試算を揃えていくと
より自分の立てた試算の信ぴょう性が上がることに気づきました。
・経験の掛け算が人に希少価値をつけるということ
何かを経験した人なんて多数いるけど、
例えばそれプラス別の何かを経験した事がある人になれば、
己の価値が非常に高いものになることに気づきました。
自己研磨とはまたちょっと違う話になりますが、
例えば上の話ではその人の価値は非常に高いものになりますが、
別々の2つの経験を持った人が会社に集まれば会社としては
非常に強い人材を取り揃えているということになるのではないかと
いうことにも気づきました。
●感想
どうやったら個人事業主になることが出来るのか、具体的な方法を知ることが出来ました。
また、彼らは自分のお金を投資して、それを全部失うリスクを負って
新しいことを始めているということに実感を沸かせることが出来ました。
今までどうやったら新しい何かが生まれるのか、
その仕組がよく分かっていなかったのですが、
必ずそこには誰か一人でもお金を出してリスクを負っている人がいると
いう事実を知ることが出来ました。
何かを得ようとするからには、必ずその代償が必要になります。
データを集め判断を間違えないように戦略を立てて、
最後は気合で乗り切る事の大切さを得たので、
今後自分が何かを企画する際に情報収集や代償の話を忘れないようにして行きます。
From:井出晃資@名古屋校2期生(静岡県出身、名古屋大学4年)
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