平成25年(2013)【12月14日(土)】 歴史ウォーク「豊臣秀吉編」
2013/12/14
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●1日の流れ
1、歴史ウォーク「豊臣秀吉」編
2、豊国神社
3、墨俣城
4、金ヶ崎城跡
5、映画鑑賞:豊臣秀吉
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●気付き
・本質を見抜くこと
蔵番のエピソードにしても、墨俣城築城のエピソードにしても秀吉は
これまでのやり方にとらわれず、今までとは違った方法で事を成し遂げました。
先人がやって不可能であったことを同じ方法でやろうとしても出来ない。
やり方をどう工夫するのかが大事だということを感じました。
・誰にも負けない向上心
最初から太閤になりたいと思っていたわけではない秀吉ですが、
武士になりたい・信長に認められたいというような向上心をとても強く感じました。
信長に少しでもお近づきになれるように、草履取りの頭になっても
草履取りの仕事を部下に譲らないというような行動には驚きました。
はじめは自分勝手のように少し感じましたが、沢山いる競争相手の中で
信長の目に留まるためにはこのようなことが必要だったのでしょう。
・考え抜くこと
資料を改めて読み返して、秀吉も本当に頭のいい人だと感じました。
上で挙げた本質を見抜くことであったり、信長の目に留まり認めてもらうための
行動は、本当に頭を使い考え尽くしていなければできないことです。
逆に言えば、それらが出来ないということはどこかで思考が停止してしまっているの
かもしれません。まだまだ自分には考える力も足りなければ、思考が停止し
考える時間すらも足りていないと感じました。秀吉のように一心に、没頭しなければなりません。
●感想
自分が日々経験している出来事と重なる部分があったことや、秀吉という人物の
馴染みやすさもあり、歴史上の人物の行動から学ぶということが今までで
一番実感できた回でした。この歴史ウォークの資料を定期的に読み返そうと思いました。
今まで資料も読み返すごとに新たな発見がありそうです。
こうして多くの気付きを与えて下さることに本当に感謝です。知識だけで終わらないよう、
自分の中に落としていきます。
From:森美穂子@名古屋校1期生(愛知県出身・南山大学4年)
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●気づき
「リスクをとること」
信長の部下であった藤吉郎は、殿を自分からかって出たり、
自分の首を賭けて城を築いたり、浅井3姉妹を命をかけて救出したりと、
リスクを取ってきました。その行動力が、立身出世のカギだったと考えられます。
現代の企業では、リスクをとるのは経営者であり、部下がリスクを背負って
行動するということは少なくなって来たように思えます。
「相手は、いま何をして欲しいのか」
常識にとらわれない本質思考で望み、あらゆることを実行して来た羽柴秀吉ですが、
信長が今何をして欲しいのかが分かっていないと、的外れな行動と
なってしまいます。信長は今何をして欲しいのかということを、
信長の立場に立って考えたからこそ、出た答えに対してリスクをとって
行動できたのだと考えられます。そして、本気で信長を成功させようと考えていなければ、
考えても謝った答えになっていたことでしょう。そういう意味では、信長はかなり
いい部下を持つことが出来たのだと思います。
「露とおち、露に消えにし、我が身かな、難波のことも、夢のまた夢」
豊臣秀吉の辞世の句です。この句を聴いて、人生を振り返ると
夢の中で夢を見ているかのようなはかないものだというように、
悲しみが込められているように感じました。歴史的な成功を遂げた男でさえ、
最後に悔いを残して生涯を終えていることを考えると、自分が悔いのない
一生を終えるためには、どうしたらいいのかを改めて考えさせられました。
●全体の感想
まず、用意してくださった資料に読めない漢字が多く、ビジネスマンとしての
基本スキルがついていなかったと痛感致しました。勉強します。
信長編とは違い、ミドルマネージャーの心得を学ぶ羽柴秀吉編では、
トップのこと組織のことを本気で考えて、行動した羽柴秀吉の姿が見て取れ、
常識にとらわれず考えることで貢献すること、トップが何を求めているのかを
考えることが大切だと気付きました。
そして、最後の辞世の句は、かなり考えさせられるのもでした。人の幸福とはなにか。
すぐに答えは出るものじゃないかもしれませんが、考えてみたいと思います。
秀吉は、この世がどこかしっくりきていなかったのだと思います。それは、
目覚ましすぎる出世のためなのかどうかは分かりませんが、尽きることの無い
人の欲望に対して、そこを追求していっても、そこの溝は埋まらなかったのでしょう。
From:加藤将仁@名古屋校1期生(愛知県出身・中京大学4年)
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