●講義の気付き
中條先生のお話は、まず「人と人との縁の重要性について」という内容から
始まりました。
成功する人と失敗する人の違いとして、縁を最高に生かせるか、その縁に
気づかないかの違いがあるということです。
その後、500年前にさかのぼり日本人の歴史についてお話されました。500年前といえば、
ちょうど室町時代のころで、世界では、様々な場所で奴隷制度が行われていたころです。
このような、時代の中で日本は、他国から侵略されず独自の文化を築いていました。
その後、江戸時代の後半になって、ペリーが来航といった外国からの侵略の危機に
さらされ、明治維新が起こりました。これまでの日本の教育は他国にも劣らない
ものであり、日本人の人間性に引かれ、当時、大国であったイギリスと同盟を組み
日露戦争で勝利することができました。
その当時、行われていた教育が「人間学」でした。この学問は、将来リーダー育てる学問です。
しかし、日本が第2次世界大戦でアメリカに敗戦した後、アメリカの教育使節団により
日本の教育は、どうしたら早く成功できるかという「時務学」が中心となり、
リーダーとして日本を引っ張っていく人間が育たなくなりました。
これは、将来、日本が再びアメリカの敵対勢力にならないようにするための方法です。
このことから、日本はアメリカに負けて以降、独自に平和な文化を築いてきたと
考えていたが、実は、アメリカにとって良いように作られてきたのではないのか、と思いました。
今回は、実際に戦争を体験した方から生のお話を聞くことができました。
中條先生、ありがとうございました。
From:松浦優基@山口校1期生(山口大学大学院)
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