平成24年(2012)【8月2日(木)】 『京都研修』 中條高徳学長(アサヒビール名誉顧問) &JVU学生(東京校、大阪校、熊本校、徳島校) 『最後のサムライ×脱・草食男児たち』
今回の京都研修での気付きは三点あります。
・1点目は、人に何かを与えてもらうには、自分も何かを与えなければならない。
これはお金を払って物を購入している時には気付けない
今回の研修で一番考えさせられたものでした。
・次に2点目は、人の優しさ
普段生活しているときには気付けない人の優しさに気付けた。
私のようなどこの誰かもわからない人間に
食料や宿を提供してくれた人に感謝。
話を聞いてくれた人に感謝。
・最後に3点目は、仲間の大切さ
過酷な研修でストレスを感じ、喧嘩する事もあったがそれも良き経験だと思う。
自分の価値観だけを主張するのではなく、
相手の考えを聞く事が大事、これを忘れず実行する。
そして私は京都研修で仲間に支えられ、最後まで参加する事ができた。
仲間がいなければ、交渉もせず野宿を続け、その場凌ぎで満足していたと思う。
頑張って交渉し続ける仲間の姿を見て、私も最後まであきらめずに宿交渉ができた。
自分ひとりでは達成できない事も
仲間がいれば達成できる事に気付いた6日間でした。
From:井上透@徳島校1期生
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①講義事録
・京都で1週間お金を使わず、歴史について学び、最後に発表
②気づき
・毎日のご飯のありがたさ、おいしさ
今回の京都研修では「お金を使わず」がキーワードとなっていた。
なのでパッとコンビニで弁当!や牛丼!とかファストフード!と
3食を食べていたら、あっという間にお金がなくなってしまう。
そこで僕たちのチームでの主食は、パンの耳が主食であった。
店の方に「パンの耳をください」と交渉に入る。
苦労して手に入れたパン耳は、本当においしくて、
「頑張ってね」と頂いたメロンパンには、感謝してもしきれなかった。
いつもは簡単にご飯が手に入るが、お金を使わない、という
極限のルールで、食に対する意識が変わった。
ちょうど2日目に、捨てられているおにぎりを見た。
その時、腹から沸いてくる怒りが、体中を包んだ。
「なんで捨てるんだ!」と。
普段、何気なく食事をして過ごしていた自分が見たら、
こんな怒りは絶対に沸いてこない。
この京都研修で、食に対する感謝が増えたと感じている。
一食一食を食べることができる不自由のない暮らしの中で
一度、自分の食を見つめなおす必要がある。
これから食事の際には、感謝の気持ちを忘れない。
・仲間の存在
仲間がいなかったら、研修を乗り越えられたかどうか定かではない。
それほど周りに支えられ、助けてもらった。
苦しい時には大丈夫?休む?の一言で体の疲れが和らいだ。
仲間が宿交渉を必死で頑張っていたからこそ自分もやらんといかんと思えた。
仲間の姿を見てこれは真似した方がいいと思えることがとてもあり、
京都からも仲間からも学ぶことがあった研修だった。
例えば、人への感謝等。
この研修で僕が必死に本気を出せたのは仲間の存在がとても大きい。
そんな仲間でもやはり毎日一緒にいると良いところはもちろん悪いところも見えてくる。
また意見の違いもでてくる。
それをまとめる大変さを感じた研修でもあった。
喧嘩しても最後は笑って握手ができるこの仲間の存在は
これからの自分にとってとても大きな存在となると思う。
・本気、必死(熱意)の大切さ
宿交渉の際、自分は逃げていたと思う。
初日は直接会わないと泊めてもらえないだろう、と考えて
インターフォンは押さず、宿交渉を早期にあきらめていた。
単にインターフォンを押すことから逃げていたと今なら振り返ることができる。
顔を直接見ることができないし、恐い人ならどうしようとか、
断られたら嫌だなとか、マイナスな面を考えていて無理と初めから決めつけていた。
理由づけして物事から逃げることは簡単にできるけど
たった10秒間だけの勇気を持つことで、多くの可能性が広がることを痛感した。
実際に4日目に宿が決まったのも、夜8時を超えてのことだった。
本気、必死になれたからこそ4日目の宿交渉を成功することができたし、
本気、必死になったからこそ宿が見つかるまで悔しくて、
負けたくなくて、絶対に交渉してやるという気持ちも生まれた。
何事も逃げずに、本気でやる!そんな当たり前のことに気づくことができた。
・ご縁の素晴らしさ
研修初日に、全日程で宿交渉を決めてやる!と宣言した。
困っている人がいたらきっと泊めてくれるはずだろう、と考えていたし、
話をしたらきっと分かってくれるはずだ、と思っていたからだ。
しかし、甘かった・・・。
実際は研修1日目、2日目、3日目と全滅し野宿が決定した。
お寺の方はセキュリティの面や総本山である面から
許可することが難しいとおっしゃていた。
4日目に、ようやく泊めていただけたお寺の方も
初めはセキュリティ、総本山ということで、断られていた。
しかし、流れが変わったのは
「地元はどこ?」という住職の方の何気ない質問からだった。
住職の両親は徳島で、お寺を構えており、その住職も月に何度か徳島に行くらしい。
住職は、徳島にゆかりのある方だった。
こんな遠方の地、京都でまさか徳島にゆかりのある方と出会えるとは思いもしなかった。
これは何かの縁だなと、ご縁って素晴らしいなと、
出会いって素晴らしいなと、強く感じました。
徳島というキーワードからなんとか宿交渉成功しました。
僕は、このお寺の方と出会うべくして出会ったのではないかと思います。
何か見えないもので繋がっている気がします。
住職はもちろん、パン屋の方、優しくしてくださったお寺の方々、
今回出会ったすべての人に感謝したいです。
③実行すること
・食事をとれることに心から感謝する。
・何事も本気で行動する。
From:島本将成(愛媛大学4年)@徳島校1期生
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気づき
・泊まるところがあることのありがたさ
私は、初めて野宿をしました。
そこで感じたのは、泊まる場所があることのありがたさ、です。
泊まるところがあるというのは、当然のことのように感じていましたが、
それはとてもありがたいことだと感じました。
野宿は、寒かったです。虫にも何か所もかまれました。
野宿で苦しさを感じ、当たり前と思っていることにも
感謝がたくさんあるのだと感じました。
・人々の温かさ
パン屋さんでパンの耳をいただいたときや
宿を交渉するときに人々の温かさや冷たさ、両方を感じました。
京都研修のことを説明した、見ず知らずの私たちを心配しながら食べ物をくれた方。
宿は貸せないけど、情報や励ましの言葉をくれた方。本当にありがたかったです。
私たちのようなわけのわからないクループ。
なかなか受け入れようという気持ちにはなれないと思います。
実際に何度も交渉では断られました。
しかし、そのような断られた経験があるからこそ、
逆に受け入れてくれた人の心の温かさを、強く感じられることができました。
・お金の大切さ
お金を使わないようにと考えることで、お金の重要大切さを改めて感じました。
お金があるからできることがたくさんあります。
そのお金をどのように使うか、自分の欲を抑え
どのようなものに出費をするかを考えさせられました。
実行する事
・食べ物を残さない
・お金の無駄使いはしない
全体の感想
一番感じたのは、「感謝」の意持ちをもつことです。
当たり前のことにも感謝がたくさん詰まっていると分かりました。
今日もでき事ごとに感謝、出会った方に感謝。
そのような気持ちを大切にしていきます。
From:安藝崇文(徳島大学4年)JVU徳島校1期生
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<京都研修で得た気づき>
*仲間の凄さ、もろさ、あたたかさ*
JVU徳島校が始まってまだ4ヶ月ではありますが、
仲間のことは分かっているつもりでした。
京都での日々に嫌気がさし、ぎくしゃくすることもありました。
徳島校のメンバーはいつも仲良しこよしでやってきていたので、
こんな雰囲気は初めてでした。
仲間の今まで見たことのない一面が見え隠れした日々でした。
しかし京都の見知らぬ土地で不安を抱えつつも、
いつも以上に頼りになる仲間の姿もありました。
井上くんは足にタコができても一生懸命歩き続け、
島本くんはリーダーとして皆を大きく引っぱり、
瀧口くんは場をなごませ、アキくんはバスの時間ギリギリまで
一緒に宿を探してくれました。
改めて仲間一人一人の良さに、
ともに歩んでくれているあたたかさに気づくことができました。
これからも一緒に頑張ろうね。徳島校の仲間たち、本当にありがとう。
私、徳島校でよかった!みんなに会えてよかった!
From:香川奈央(徳島大学4年)@JVU徳島校1期生
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・ご飯のありがたさ
普段、お腹が空いたらすぐに食べれる環境にいるため、
食事に本当に困ったことはなかったのですが、
今回の京都研修では、買ってしまうとすぐにお金を使ってしまうので、
初めて食事で困るという経験をしました。
そんな中で私たちが生き延びたのは、パン屋さんで頂いたパンの耳であったり、
天性寺の皆様にいただいたドライフルーツ、どら焼き、レーズンなど
様々な食べ物のおかげです。
また天性寺では、私たちを心配して蚊取り線香や虫除けスプレーなどまでいただいて、
本当に私たちを助けていただいた皆様方に感謝の気持ちでいっぱいです。
いつもなら、パンの耳だけの食事などすごく貧しいと思うだろうが、
この京都研修では食べ物がある!というだけで幸せを感じて、
普段の食生活がどれほど恵まれていたのかを実感した。
食事だけでなく、今の私たちの周りにある、あって当たり前のものや
状況に対するありがたさを今一度考えていく。
・仲間の支え
1人だけであったらこの京都研修は乗り切れなかったと思う。
徳島校のメンバーであったからこそ、宿交渉で失敗しても「次こそ!」と励まし合ったり、
辛い時もみんなでふざけ合ったり、和んだり、して乗り越えることができた。
また、宿交渉に成功したときや、食べ物をもらうことができたときには、
みんなで喜び、みんなで食べて、大きいことでも、小さいことでも
喜びを分かち合う仲間がいる大切や嬉しさを実感した。
・実行すること
身近にある恵まれたもの、状況に対して感謝する
・全体の感想
今回の研修でパン屋さんや天性寺の方々、泊めさせていただいた方々など
多くの人の支えのおかげで生きていることを実感しました。
普段の生活に関しては、この研修以上の人によって、
今を生きているということを意識して、
助けていただいた人はもちろんのこと、外食したとき、
バスに乗った時など、助けてくれてありがとうと、
ごちそうさまなど、どんなときでも感謝の気持ちを
言葉や行動にできる人になります。
From:瀧口和也(徳島大学4年)JVU徳島校1期生