東京校の講義レポート

平成26年(2014)【8月30日(土)】 第2回 プロジェクト報告会&発表会

2014/08/30
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●1日の流れ
12:45 芭蕉記念館別館 集合
13:00 会場準備
14:00 第2回 大学生による事業発表会
 ・プロジェクト達成のためには
 ・人気(ひとけ)
14:30 芦澤望さん「芦澤望の報道写真展&アンチエイジングパーティ」達成報告
15:15 橋本藍海さん「自費で全国の刑務所を巡り受刑者たちに歌声を届けている
プリズン・アイドル"Paix2"さんを支援したい」チャレンジ紹介
15:40 寺田健司くん「学生まちワクぷろじぇくと」
    浅見直輝くん「不登校のイメージを変えるフリーペーパー」構想発表
15:50 グループワーク
 ・2グループに分かれ、寺田君、浅見君のプロジェクトに質問・アドバイス
16:30 キュレーター宣言
 ・今後応援したい分野の発表
16:35 出張綾香さんのイベント紹介
16:40 片付け
17:10 写真撮影、終礼
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●プロジェクト達成のためには
クラウドファンディングでプロジェクトを成功させるためには、
まず自らの強みが生かされたものでなければならない。
すなわち、「なぜあなたが?」の問いにきちんと答えている必要がある。
次に、プロジェクトに「始まりと終わり」が明確に設定されていることが重要だ。
何を達成したいのか、達成するとどうなるのか、そこがはっきりしていなければならない。
そして、プロジェクトに「人気(ひとけ)」があることも大切な要素である。
つまり、どれだけ多くの人を巻き込み、活気があるプロジェクトになっているか、
そこが応援しようとする人の心理に大きく影響する。
これらの要素をしっかり備えたプロジェクトが、多くの人の支援を頂き、
成功を収めるプロジェクトとなるのである。

●芦澤さん成功報告
このたび、めでたく自らのプロジェクトを成立させた芦澤さんによる報告。
彼女は期間中、ひたすら色々な人と会って(多い日で1日5人も)、支援の輪を広げていった。
積極的に発信していくことで、わざわざ会いに来てくださる人、
お金だけでなくイベントそのものへの演出やプログラムの提供をして下さる人などが現れた。
重要なことは、人を巻き込むことだ。望む望まざるに関わらず、
周囲の人に影響を与えてしまうので、それを良い方向にもっていかなければならない。

芦澤さんが何度も訴えていたのは、「クラウドファンディングは手段であって、
目的ではない」ということ。
すなわち、お金を集めることを目的にするのではなく、イベントを意味の
あるものにするために、自分のこと、イベントのことを知ってもらう
発信の機会ととらえて欲しいということである。
お金集めが目的化すると、素直な気持ちで支援者に接することが出来なくなって苦しい、と言っていた。

芦澤さんのお話を聞いて、なんといっても「人を巻き込む」ことの凄さを感じた。
ここを常に意識していけば、プロジェクトは成功へと向かっていくのだと思う。
人を巻き込むための行動は、ぜひ見習って実践していきたい。

●橋本さんの途中報告
橋本さんは現在、プリズンアイドルPaix2さんの支援プロジェクトを実行中である。
彼女へのアドバイスとして面白かったのが、「支援者がPVに参加できる」というリターンである。
自分もプロジェクトに参加している感覚というのは、支援する側にとってとても大事だと思う。
他の場面でも、忘れずに置きたい要素だ。
また、プロジェクトのゴールに関しても、ただ活動資金にするのではなく、
PV作成などはっきりしたゴールを設ければよいのでは、という意見はもっともだと感じた。

●浅見君プロジェクト発表
浅見君のプロジェクトは、不登校という言葉をポジティブに捉えるための
フリーマガジンプロジェクト。
プレゼンの刺激と説得力は、さすがにレベルが違った。
最初に時事問題を取り上げることで、まさに今起こっている現実の問題であることを
印象付けるのは効果的だと思った。
自分の体験を詳しく話すのも本当につらいことだと思うが、それだけ私たちにも
何が起きているのかが生々しく伝わってくる。

現在の課題としては、いかにして不登校の親世代、そして不登校を経験して
いない人々を巻き込むか、ということ。
リターンもさらにユニークなものにできれば、より多くの人が関心を持つようになると感じた。

●寺田君プロジェクト発表
寺田くんの「学生まちワク」プロジェクトに関しては、ワークショップを
するのは大学生なのか、高校生以下が良いのか、という疑問が投げかけられた。
対象の商店街に対する帰属意識がどれだけあるか、というのは確かに大きな問題だ。
リターンで挙げられていた商店街の商品券は、父の日ギフトなどとしてアピール
すればより効果的なのでは、という意見もあった。
対象となる商店街をまずは決めてしまうのが一番良いのではないか、と思われた。
そうすればだれが何をすべきか、も見えてくるはずである。

From:須藤雄介@東京校6期生(群馬県出身、早稲田大学卒)
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●気付き
・色んな人と会話でうまれるアイデア
意見交換会の第1回に参加した。
いわゆる、「カマコンバレー」のようなものである。
正直、ここまで活発な意見交換をするとは予想もしなかった。
そして、他人のプロジェクトを"ジブンごと"に置き換えて
本当に、そのプロジェクトが良くなればいいなと皆が意識したから、
新たなアイデアがうまれたのだと確信した。
素直に面白かったです。その場を提供していただいた皆さまには、
本当に感謝を申し上げます。

・今後は社会人の参加も
意見交換、そのものについては本当にやってよかったなという
印象を感じた。しかし、今回は主に学生が集まって意見交換したので、
さらに良いものを作り上げるとしたら、外部の人、つまりは
社会人の方も参加したらなと感じた。例えば、IT分野に強い人や
歴史に詳しい人など、専門的な方達をお呼びすれば、もっと内容の
濃いものとなっていたであろうと思う。カマコンバレーの
ような熱い魂をもった人が集まった意見交換に今後もしていけるよう
私たち6期生もサポートできるようにしていきたい。

From:嘉形俊輔@東京校6期生(山形県出身、山梨学院大学卒)
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