【平成24年10月22日(月)】 『「広島・学生道」出版記念講演・パーティ』
【平成24年10月20日(土)】 『リアル経営学』 岡崎茂校長(株式会社アッシュ 代表取締役)
○1日の流れ
・広島護国神社にて参拝講座
・岡崎茂校長(日本ベンチャー大學 広島校)による講義
○講義の気付き
・大きな「将来の宣言」をしなくてもいいから、身近なことや
目先の目標を宣言した方が現実的で、
宣言しやすいということに気づかされました。
・失敗した際に、「すいませんでした」と
マイナスの表現ばかりを発するのではなく、
時には「教えていただき、ありがとうございます」
「間違いに気付か させていただき、ありがとうございます」
といったプラスの表現に変えて発言する重要性を理解しました。
・「とりあえず、やってみよう!」という気持ちを持って
行動することが大切だということを再認識させられました。
○実行すること
・来週からの「将来の宣言」では、
その講義で学びたいことや
残りの大学生活で身につけたいことなど、
私の身近な目標を宣言します。
・広島護国神社で身につけた
参拝の作法を友人、家族に伝えます。
○全体の感想
・普段は聞けない岡崎茂校長のお話を聞くことができ、
これからの人生に生かせる教訓を得ることができました。
・日々、とにかく気持ちを前向きに、
積極的に行動していこう、という気持ちが湧きました。
From:山本健勝(広島修道大学4年)@JVU広島校1期生
【平成24年10月13日(土)】 『リアル経営学』 小田利明先生(株式会社永遠希 代表取締役)

1日の流れ
10月13日(土) 小田利明先生(株式会社永遠希 代表取締役)
9:00 朝礼
9:30 新聞アウトプット
12:00 講義
「恋する人だと思えば100%上手くいく、最強のコミュニケーション術教えます」
15:00 終了

「相手は恋する人だと思う」という、人間関係のコツ
今回の講義には二つのポイントがあったと思う。
コミュニケーションの基本は「話す」「聞く」ということである点と、
いかに相手に好意を寄せてもらうかという点だ。
しゃべることはもっとも簡単にできる自己表現なので、
しゃべる当人にとっては楽しく嬉しいことだ。
反対に人の話を「聞く」ことは、自分を抑えなければできない。
相手に対しては受身だし、自分の思い通りにならないので辛く感じることも多い。
つまり、話すことがそれほどの努力がいらないのに対し、
聞くことには多少の努力が必要になってくる。
ほとんどの人は聞くことより話すことに関心がある。
しかし人間関係にとって重要なのは相手の話を聞くことだ。
スリランカでは大人たちが子どもに対して
「人間の耳はふたつで口はひとつ。神様はしゃべることを少なくして、
よく聞きなさいと言っているんだよ」
と言って聞かせるそうだ。
そういえば私は大学で友達と一緒にいることが多い。
しかし授業になると友達から離れて最前列に座って先生の話を一生懸命に聞いていた。
大学の先生はどちらかというと口下手な人が多いというイメージがあるが、
私は授業を受けていてあることに気がついた。
教授たちは口下手というよりも、学生が講義を咀嚼する時間も計算に入れてしゃべっているのだと。
つまりゆっくり間を取りながらしゃべることで、
私たちがメモを取ったり、理解したりする時間ができるということだ。
私は授業中に聞いてしっかり理解していたので、
後で図書館に行って調べたり、復習したりする必要がほとんどなかった。
一方、友達は授業中、後ろの席で緊張もせずに適当に聞いていたため、
試験前には何日も徹夜で勉強していた。
上手く人の話を聞くことができれば、
コミュニケーションだけでなく生活全般に良い影響が出てくる。
相手の話を聞くコツは、自分の考えや意見を入れずに聞くことだそうだ。
あくまでも先入観なしに相手がしゃべることをそのまま聞く。
わたしは部活動をしていたときに
数人の心理カウンセラーの方々とお話させていただく機会があった。
上手な心理カウンセラーは自分の意見を言わないで、
ただひたすらに自分の話を聞いてくれる。
しゃべるほうは、とりあえず自分を受け止めてくれたと、
それだけで気持ちがやすらぐ。
また「話す」「聞く」という関係は男性と女性では違うそうだ。
女性はしゃべることそのものが好きで、口数が多い。
しかし女性は自分の話に必ずしも意見を求めていない。
それよりも相手に共感や同意を求めていることが多い。
男性はそのことに理解がないから、よく失敗するそうだ。
女性のおしゃべりに対して否定的な意見を言ったり、
話を切ってしまったりする。
そして女性の信頼を失う。
男性がしゃべる場合は、女性とちょっと違ってくる。
男性が話す場合は相手をそれによって動かし、
コントロールしようという意図が多分にある。
そのためにトラブルもよく起こる。
例えば清掃活動ボランティアに参加するとき。
女性が多いグループだと、時間に集合するとリーダーが
具体的な指示を簡潔に出して終わり。
しかし男性だけのグループになると、リーダーが作業の具体的な話だけでなく、
その活動の意義などを話し出す場面をよく見かける。
男性はこのように相手の心まで入っていって、
支配しようとする欲求を心の底に持っている。
以上のことから、人の話を聞くときには、
相手が何をしゃべっているのか、どういう立場で話しているのか、
どんな理屈を言っているのか、
何を計算しているのかなどを冷静に観察することも大切だということが分かった。
話す相手を恋人と思い、相手のことを知りたい・相手のことを認めているという気持ちで、
気持ちよく話してもらう。
そういったことが「相手は恋する人だと思う」という講義のテーマに集約されていると感じた。
From:河本将治(広島大学、広島県出身)JVU広島校1期生

○お客さん=大好きな人、とは?
小田先生は飲食店を経営する中で、客=大好きな人と捉えていた。
好きな人のためなら頑張れる。喜んでほしいと心から思える。
その「ワクワク感」がたまらない。
相手の喜ぶ顔を想像しながらすることは全て、純粋に楽しいもの。
一般的にそれは、家族や親戚、恋人、友達など自分の近い関係で生まれる。
しかしその関係を、お客さん(他人)まで広げれば
相手もきっと自分のことを好きになってくれるだろう。
私も挑戦する!
○言葉7%、表情・声のトーン38%、動作55%
以上の数字は、コミュニケーションで何が一番重要なのかを教えてくれる。
まさかの言語情報7%という低さに驚くが、
人は表情や動作で意思疎通を図る傾向があるようだ。
確かに説得力のある話者に効果的なジェスチャーはつきものだ。
その何気ない身振り手振りで人は心を動かされる。
先生は自身を「口下手」と評していたが、
落ち着いた声と鋭い眼差しで話をされていた印象をもった。
私も普段から堂々と話すように心がけている。
が、もっと表情に変化を加えたり、効果的なジェスチャーを学ぶ。
そのことで、本当の意味で相手に思いを伝えることのできる人になる。
○複雑なことをシンプルに!
私は問題を難しく考える傾向がある。
考えれば考えるほど、正解から遠ざかっていくことも。
周囲にある多くの問題は複雑怪奇で、
解決には高度な知識が必要だと考えがちだ。
しかし、知識だけでは理解できないことも多い。
小田先生は、「複雑なことを、シンプルに考える」ことの大切を語っていた。
そこで大きな助けになるのが、「経験」。
話を言葉で理解するよりも、同じ体験を共有しておれば
少しの説明で深い理解を得られたことは体験済みだ。
経験値を上げるには、自ら行動する以外にない。
自分の性格的にも、「考える前に行動!」の方が丁度良いのかもしれない。
竹之内孝太(広島大学)JVU広島校1期生

●気付き・意見
◆常にワクワク・ドキドキ
よく、「何事も楽しめ」と言われる。
でも実際やってみると、だんだん自信がなくなってきたり、落ち込んだり、
余裕がなくなって、焦ったりイライラしたりして、ミスをしたりする。
ちょうど、今の自分がそうで、そんなときに、
「新鮮/作業」のグラフのお話を聞くことができたのは幸運だった。
プロ野球選手の話で分かりやすく話して頂いたが、
いつも「新鮮10」を保つためには、
センスだけではなく、「思い」の強さが必要だと知った。
その「思い」は、常に緊張したり一生懸命になったりする、
大好きな人へのそれを同じである。
恋人や結婚相手など、好きな人に何かをしてあげたいと思うとき、
人は知らず知らずのうちに、ワクワク・ドキドキしている。
アドベンチャーなど一切無くても、大好きな人がいれば、
それだけで世界はバラ色になるのだと、改めて思った。
そしてきっと、その「思い」は想像以上の力を与えてくれるに違いない。
彼氏のいない身としてはちょっと難しいが、
今の大切な人に、自分の出来る精一杯をしてあげたい。
そして、その人だけでなく、別の人やビジネスでも、
何時でもワクワク・ドキドキが持てる人でいたいし、
そうしたらいつも、気持ち悪いくらいHAPPYでいられそうだ。
◆苦手なことにチャレンジ
私は、プレゼンテーションが巧くない。
普段ははきはきしゃべれても、発表の場ではあたふたしてしまう。
だから、なるべくそういう機会を避けてきていたが、
講義中に行なった、「飛び込み営業・実践」で気が付いた。
誰しも、営業の最初は緊張するし、巧くなんかできない。
誰にだって苦手なことはある。
あとはそれに対して、
自分がどれだけ向き合って克服しようともがけるか、だ。
100%気持ちを伝えるのに、言葉は7%で、表情は38%。
残りの55%は「動作」だという。
確かに、何と言ったらいいのか分からないとき、
抱きしめられたり触れられたりすると、
それだけで相手の思いは伝わってくる。
・・よくよく考えると、不思議なことだ。
だからこそ、体当たりして思いきりぶつかると、
実は砕けないことの方が多いのだとも思う。
プレゼン以外でも、苦手と思っている自分の思考回路を「動作」で上書きして、
「実は苦手って知らなかった~」などと言って、体当たってみよう。
案外おもしろい結論になるかもしれないと、少しワクワクしてきた。
◆夢と成功の秘訣=感謝と・・・
お話の中で「夢とは何か、夢を叶えるとは?」という話題があった。
その時小田先生は、「感謝」というキーワードで説明してくださった。
夢を叶えること、その前に立ちはだかる障害、
それをクリアして進める者だけが手に入れられる称号・・・。
それは一見すると、その人ひとりで成し遂げたかのように見えるが、
そこにはさまざまな人の助けや仲間との協力が欠かせない。
アニメの主人公(ルフィ「ワンピース」・アンパンマン・〇〇レンジャーなど)だって、
決して一人で何かが出来ている訳ではない。
みんな、それぞれどこかで支えられ、
そしてその分、もしくはそれ以上に支えて、彼らは存在している。
そう考えると、【夢-感謝-「ありがとう」】の連環ができていることに納得がいく。
人に感謝できる人、何かに対して有難みを感じることができる人は、誰だって応援したいし、
小田先生も、「見ていて応援したくなるような人が成功する」と仰っていた。
私のなかでその人物像は、とても謙虚で“中身のある"人だ。
自分は“中身のある"人間になれているかと問うと、正直目をそらしたくなる有り様だが、
これから、ここから、始めていきたい・・始めていきます。
●今後実践すること
・素直になる(自分に正直に!)
相手がいつも恋しい人だと緊張するかもしれないが、
そのドキドキはいいこと(正常)であって、自分に恥じることはない!
→もっと自分に自信を持って、それを見せていっていい!
前回の講義でも、「オープンマインドをする」と公言したことを思い出す。
正直に、素直な自分を認めてもらえるように頑張ろう。
・苦手なことにチャレンジする
やる前から「できない」と決めつけずに、「たちまち、やってみる」。
自分のなかから、自分の創った虚像の陰と向き合って、打ち破る。
文字通り、苦手を「しらみ潰し」に押さえていく。
失敗しても、それが次の成長につながる。
●全体を通しての感想
本日の小田先生のお話は、今の自分に当てはまることが多かった。
一つのバイトが長続きしない、人前で話をすることが苦手、
感情が高ぶってその勢いのまま当たってしまうなど、
これまでの自分が経験してきたことが多々出てきた。
また、学校で先生のアシスタントをするなかでも、
スムーズに進行できなかったり、先生たちと齟齬があったり、
見えているのに、自分ではどうしたらいいのか分からなかった。
この講義を通して、自分に相手の心情を推し量る気遣いが欠けていたこと、
今の状況を楽しめていなかったこと、
伝えたいことを正直に話せていなかったことなど、
問題点を明確に発見・確認することができた。
そして自分のダメなところをきちんと見てあげて
、素直に受け入れて、改善していこうと、すんなり思えた。
それは、今の私にとっては凄く大切なことだったので、
この講義を開催してくれた依田さんはじめ、
ベン大広島校事務局の方々にお礼を述べるとともに、
講師の小田先生にも、厚くお礼を申し上げたい。
本当に 有り難うございます!
自分の中では、まだ素直でいたい自分と恥ずかしがる自分がいるが、
どちらとも、仲良く手をつないで行動していきたい。
「思い」と「緊張感・新鮮味・一生懸命さ」を胸に、
いつまでも輝いていられる人でありたい。
From:横澤彩子 (広島大学大学院)JVU広島校1期生


【平成24年9月29日(土)】 『リアル経営学』 川中英章先生(株式会社イベントスコミュニケーションズ)

・新聞アウトプット
・授業(株式会社イベントスコミュニケーションズ・川中英章先生)

●気づき
会社やチームの問題点を付箋に書き出し、
グループ分けすることで改善点とその方法を
体系化してゆくKJ法という方法を教わった。
全員が匿名で不満や改善点を書き出していくことで、
当事者意識が生まれると同時に、
数値目標だけでは分からない具体策が見えてくる。
過去にイベントスで起こった従業員同士のトラブルから、
働く人たちの関係やモチベーションが
業績に大きな影響を及ぼすことを知った。
このことは「業績=能力×熱意×心」ということにもつながると思った。
能力のある人たちが熱意を持って働いていても、
気の持ちようがマイナスであれば負の結果しか出ない。
正しい気持ちで働くためには、自分が
人生をかけて働くことができる仕事をみつけることが重要だ。
また、イベントスでは数値目標を掲げていない。
問題点を改善していけばおのずと業績もあがるという考え方だ。
これによってイベントスは飲食業としては
異常ともいえるほどの経常利益率をあげている。
私も社会に出てから数字を求められることが多々あると思うが、
何が問題で、どう改善するかを追及する姿勢を忘れないようにしたい。
●実行すること
「生活のため」ではない仕事を見つける
●感想
新聞アウトプットで問題の背景を考えることと、
個人レベルの問題に落とし込む作業が苦手だった。
今も得意では無いが、ずいぶん意識して
アウトプットに取り組めていると思う。
今後もこの調子で少しずつでも深く考えるよう努力したい。
From: 河本将治(広島大学4年)@JVU広島校1期生

私自身、就職活動をしていく中で、
少しでも給料や休みが多いところを狙って
活動している所がありました。
しかし、その考え方は浅はかなもので、
営利を目的に行動しすぎてしまうと
本当の意味での満足感や達成感は
味わえないということがわかりました。
働くことの意義は、生活をするためだけではなく、
「自己有用感」、つまり、他人から認められたり、褒められたり、
「ありがとう」と言われたりすることなのだと実感できました。
「しんか」という字が大切で、「進化」するだけでなく「深化」、
「新化」していくことを目標にして活動するすばらしさを学びました。
私も来年から営業マンとして活動をしていくなかで、
今日学んだ「深化」できる企画・提案をし、会社に貢献していきます。
From: 本岡寛明(広島国際大学4年)@JVU広島校1期生

○講義での気付き
すべての業種は「不安、不足、不満解消業務」と
おっしゃられてなるほどと思いました。
確かにいざ自分の身の回りの物を見るとすべて形になり、
いつも使用する物、いらいらをなくす物など、
衣食住に関係するもので自分が
満足できるようになっているんだと思いました。
だから、消費者が今、必要としているものが
企業の業務としてなりたっているんだと気付きました。
しかし、ずっと同じ業務を行っていても
いずれ時の流れに流されて衰退していくので、
それを防ぐためには同じ業務を行いつつも
その業務内での不満を見つける事で
新たな業務に繋がるんだと感じました。
また、企業内で社員自らも自分の会社を良くするために、
今まで行ってきた業務を見て振り返り、
どこがどういけなかったかを書きだして
それを1つ1つ改善して(KJ法)、会社の利益を上げるんだと分かりました。
改善すべき点を企業として見るのではなく
学生の間は個人単位で見てそれを少しずつ改善していきたいです。
○実行すること
今自分ができていない事を改善していきます。
○全体の感想
新聞アウトプットの際に議論が展開しやすい記事、
展開しにくい記事がありそれを見極めていきたいです。
記事の見出しに書いてある事で選ぶのではなくて、
経済的側面から話し合いができるような記事を選んでいきたいと思いました。
From: 金山竹伯(広島工業大学4年)@J∨∪広島校1期生
平成24年(2012)【9月15日(土)】 今元英之事務局長 (株式会社ザメディアジョン・エデュケーショナル 代表取締役) 『吉田松陰学』

①1日の流れ
9:00~ 朝礼
10:00~ 講義「吉田松陰学」
13:15~ 新聞アウトプット
14:45~ 終礼
②講義の気付き
【吉田松陰先生は、何をした人か】
今回の講義を聞いて一言で表す事ができなく、
奥が深いと感じる事ができた。
また、話しを聞くうちに普通の人なら野山獄(現在でいう刑務所)
に閉じ込められたら絶望感で過ごしいくはずなのに
吉田松陰先生はポジティブ思考の考えを持ち、
その中で感じた今できること(その時代の日本と自分)に対して
最善手を尽くした結果、松下村塾のベースとなった。
この真相を知りどんな状況に置かれて自分が信じた道が否定されようとも
今、自分にとってその選択が正しいと信じていきたいです。
【吉田松陰先生が亡くなった後】
亡くなる直前に書かれた「留魂録」に託された
塾生へ向けたメッセージにより実際に行動していった人々、
また現代でもその名言により自分の行いを振り返る人々、
吉田松陰先生のゆかりの地で決断する人々。
こういう人々がいるから、今でも語り継ぐられていると感じ、
吉田松陰先生の偉大さが、改めて今回の講義と
事前に調べることで感じ取ることができた。
③実行すること
今、自分ができる事、人のために自分ができる事を見つけていき、
その中で自分にとって最善の手を尽くします。
④全体の感想
今回の講義を通じてベンチャー大學という形式が
松下村塾という形式に習う形でできたのか少しでも感じる事ができた。
そして、吉田松陰先生を師として仰ぐ理由を今回の講義で感じる事ができました。
今回の講義を終えて自分はまだまだ足りない所があると自分を振り返り
今後それを1つずつ、改善していきたいと感じました。
From:金山竹伯(広島工業大学4年)@JVU広島校1期生

□気づき
■学問に対する姿勢 ⇒ 自分を磨くことであり、相手とも共有すること
松陰先生は、「先生と呼ぶな。私は教えることはできない」とおっしゃっていたという。
それは、「教える」のではなく、「一緒に学ぶ」の姿勢を持っていたためだ。
『講孟余話』のなかでも、「記聞(きもん)の学は以て師となるに足らず」(孟子より)
という語を用いていたように、誰かの為に教えたいと思って学んでも、
それは誰かに教えられるものではないという。
学ぶことは常に自分のためであって、
そうやって学んでいけば、自然と誰かの師になっている。
これを聞いて、今の学校の先生はどうだろうか、と思いめぐらせた。
大概の先生を目指す人は、「子どものため」「生徒のため」と考えているだろう。
だから、生徒に振り回されることや、
うまくいかないときに生徒のせいにするのではないかと考える。
松陰先生の言うような姿勢を持つ、大学の教授や学者、
科学者などの人たちの方が、「誰かの師となる」にはふさわしいと、今回そう感じた。
上記に挙げた人たちが壇上に立つときを想像すると、
そのなかには、「一緒に」という語がキーワードとして浮かんでくる。
彼らのやっていることは人には理解されにくいことがほとんどだ。
だからこそ、一緒に感じて、一緒に考えて、一緒に学ぼうとする。
そうやって、相手と気持ちを共感・共有していくことが、
学びの最終形態なのだと考える。
それって、本当に素晴らしい!!
この歳になって、改めて、学問の本質について考えさせられた。
それを知ってか知らずか、「教えることはできない」
とおっしゃっていた松陰先生は、やはり只者ではない。
ベン大の在り方についても、改めて考える良い機会となった。
→小さくて、「変」だと思われても、自分が純粋に学んで、
それを共有することができれば、学問の輪が広がって、
自分の学習範囲も広がると考える。
■「至誠」の心
先日の講義でも気づかされた、「宣言し実行することで、夢を実現させる」
とても素敵だが、自分はまだまだ出来ていないと感じる日々。
そんななか、本日は、宣言し実行するときの心の持ち方について考えさせられた。
宣言するのは「志の現れ」「心のあり方」をかたちにして示すことだが、
そこには「誠実さ」が大切で、
自分が、その夢に・宣言したことに・宣言を聞いてくれた人たちに、
どれだけ誠実でいられるか、ということが求められていると感じた。
松陰先生は、脱藩したときも、藩主へ上書を提出しようとしたときも、
たとえ投獄中であっても、自分が(一緒に)学ぶことも、
またこれ以外にも、そのときの自分の意志に、常に誠実であった。
本当に正しいと思ってやれば、絶対に通じる!と感じた。
自分も、ただ宣言するのではなく、その誠実さを取り入れなければいけない。
□実行すること
・自分のやりたいこと、好きなことから逃げない
今、振り返ってみると、私はどこか、やりたいこと・好きなことから逃げていた。
きっと追いかけても、やり遂げられない・手に入らないのが怖かったのだと思う。
けれど、そこで躊躇していたら、自分の人生にウソをつくことになる。それは嫌だ。
「好きから逃げない」と言うと「何だそれ」と言う人がいるだろうが、
真の自分と向き合う意味でも、逃げずに向き合う。
・意識を変える
「宣言をする」ことはもちろん重要。でもそれ以上に、
今回は「意識を変える」ことが重要だと感じた。
宣言することで、自分の意識・周りの意識を変えていく。
環境が変わらなくても、自分を変える気概を持つ!
とりあえず、できなくても「次はできるさっ*」くらいのポジティブ思考を持つ。
□本日の感想
吉田松陰先生については、今回の講義前後をとおして、初めてその言動やお考えにふれた。
周囲の人々が「松陰先生は凄い」と言っていた意味が、今なら分かる。
けれど、それもまだほんの一部でしかない。
学ぶ姿勢は大変尊敬するが、一種、自分が学びたいから学んでいる、
自分勝手な人なのか?と思える部分もある。
今元さんがおっしゃっていたように、時間をかけて学んでいく必要があろう。
あと数年すれば、彼の亡くなった歳に追いついてしまうが、
まだ何も成し得ていない自分がちっぽけに思えた。
だが、そこでしょんぼりしていては先に進めない、とも思う。
松陰先生のように、超絶ポジティブ思考の人間になりたい!
「吉田松陰」という人物を知るきっかけを与えてくださった今元さんに感謝です。
もっと松陰先生のことを学んで、また講師としていらしていただき、お話伺いたいです。
From:横澤彩子(広島大学大学院 修士2年)@JVU広島校1期生

吉田松陰先生の人生は、とても面白いものでした。
生きている人の数だけドラマがありますが、
松陰先生の生き様はまた興味深い所が数多くありました。
私は今回の講義とその予習とで初めて松陰先生について
少しばかり学びましたが、歴史に名を馳せた人だけあり、
なかなか波乱万丈でとても潔い最後であった事が驚きでした。
松陰先生が、処刑された時刻、ご両親のもとに
夢の中で別れのあいさつをされた点も、
彼の優しさを表しているいるように思えます。
松陰先生が黒船に乗り込んだ事は、ペリーをとても驚かせました。
それは、ペリーが予測していたよりも
はるかに日本人の好奇心・知的欲求が強かったことによります。
松陰先生のしてきたことはきっと単なる失敗で片付けるものでは無いのだと
講義を受けている時に思いました。
何故なら、自分の意思を曲げない心の強さを人々に見せ、
またその行動によって人々の行動のきっかけにもなりました。
私が感じ取った事は、どんな酷い状況下にあっても
考え方次第で良い方向になるものであることです。
他にも、誰かを想いながらする行動には、その時には分からなくても
必ず何処かにその見えざる意味が隠れているのだということも感じました。
このことは『情けは人のためならず』ということわざに表れています。
他の誰かにしてあげた事は、きっといつか廻りめぐって自分に返ってきます。
失敗を恐れずに挑む事が何かに繋がっていくことを認識しておく必要性がある。
そして出来た事出来なかった事、それらに付随して生じた結果を引きずるのではなく
潔くそれらを受け入れる器が大切であることを学べた、有意義な講義でした。
この学べたことをこれからの生活に組み込んでいけば、
もっとよりよい人生に変えていけるはずです。
すぐには無理ですが、少しずつ実行していきます。
From:中村友紀(広島文教女子大学4年)@JVU広島校1期生

1、「ブレたときの原点は、松下村塾」
これこそ今の自分のための言葉だと思いました。
仕事などいろいろとあってベン大から遠ざかっていたこともあり、
自分でも知らず知らずのうちに士気が落ちているのを
今回依田さんから注意を受け痛感しました。
私自身も2年前初めて受けたベン大の講義が
この吉田松陰学だということもあり、
まさに初心に戻るための講義でした。
2、二十一回猛士
今回の教科書のタイトルでもあるこの言葉に
松陰先生のすべてがあると聞いたときにはハッとしました。
猛とはいわば「死を覚悟した行動」であり、
自分個人のためでなく公のために行動したからこそ
松陰先生は死してなお輝きを放つ人物になられたのだと感じました。
3、教育者としての松陰先生
私は塾講師であることもあり、
やはり教育者としての松陰先生に目がいきます。
明治維新の始まりが牢獄での授業であったこと、
一介の寺子屋に過ぎないところで
「神国の幹たらん」と高い理想を掲げておられるところから、
やはり私も将来松下村塾を理想とした塾を経営すると決意しました。
日々の業務でも、「松陰先生ならどう教えるか、
どう動くか」を考えつつ仕事をしていきます。
4、師が見ているものを見る
私にとっては、松陰先生ご自身が
「私は先生ではない」と明言されているのが印象的でした。
一緒に勉強するというスタイルが、結果的には塾生も
松陰先生が目指しているものを見ようとするようになったことが
塾生が育つきっかけになったのではないかと考えました。
松下村塾の方法論を学びなおしてみて、合理的だと感じるようになりました。
5、今後の広島校
「最初は元気がなくていい」という今元さんの一言を聞いて、
やはり広島校も変わっていかなくてはならないと強く感じました。
立ち上げ当初から広島校に関わっている者として、
学生の模範となり広島校を活性化させる一員となるべく行動します。
From:川上将(AS進学センター)@JVU広島校社会人コース