【平成25年3月16日(土)】 『リアル経営学』 重富寛社長(株式会社重富酒店 代表取締役/重富スタンドオーナー)
≪1日の流れ≫
・朝礼
・重富寛先生(株式会社 重富酒店 代表取締役)による講義
・新聞アウトプット
・卒業文集の作成
・終礼
≪講義の気づき≫
「生ビールで広島の街を元気にする」という夢を持って、
日々活動されている重富先生の熱い話を聞くことができた。
○夢があっても追い求めない子どもたち
小学校の時に思い描いていた夢を叶えようと努力する人は稀なことである。
「親の背中を見て育つ」ということが今の時代にはあまり見受けられない。
親がある夢に向けて頑張っている姿を子どもに示せないでいる状況にあると言っ
てよい。
そういった状況の中で、重富先生は「生ビールで広島の街を元気にする」という
夢を持ち続けて日々努力していることで、
自分の子どもや地域の子どもたちの見本となっているのである。
私も重富先生のように、いくつになっても
夢を追い続けることのできる人間になっていきます。
○お酒は様々な場面で登場する
お酒は楽しい時、辛い時、悲しい時など様々な場面で登場するものである。
お酒によって人と人とをより深く繋げることができたり、
垣根を取り払うことも できたり、気分を紛らわしてくれたりと人生において、
お酒はなくてはならない大切な存在だと思う。
宴会の席で、お酒が飲める人、飲めない人がいたとして、
飲める人がお酒をたし なむことによって、飲めない人たちを楽しくさせたり、
元気にさせたりすること ができる。
みんながみんな、お酒を飲むことが必要ではなく、
お酒を飲む人がいかに周りの人たちを幸せにできるか、
包み込めるかが大切になる。
私もお酒が好きなので、自分一人が幸せで、楽しい気分になるのではなく、
周り の人たちを包み込めるような人になっていきたい。
○夢の実現に向けては利益をなるべく重視しない
「大きな利益を得ること」と「自分の夢を叶えること」の
どちらを重視するのかと言えば、重富先生は後者を選んだ。
他の飲食業界と競合していこうとすれば、
実際にはお金をもっと下げて提供していかなければならないし、
営業時間も17時~19時までと短く、
営業時間も増やしていく必要はあるとおっしゃった。
しかし、今の「ビールスタンド重富」の営業スタイルを変えてしまうと、
自分の夢を叶えることに影響が出てしまうらしい。
最高の生ビールを提供し、お客様を笑顔にするためには、
今のやり方が最適で、利益ばかりを追求してしまうと、
「生ビールで広島の街を元気にする」という夢が嘘っぽくなってしまう、
形式的なものになってしまうという考えがあるそうだ。
私も、これから会社で働く際には、目の前の利益だけではなく、
広い視野を持ち、本当の価値を見い出せる人を目指します。
約1年間という短い間でしたが、非常に充実した日々を過ごさせていただきました。
ベンチャー大學で培った様々な経験を活かし、日々精進してまいります。
From:山本健勝(広島修道大学4年)@JVU広島校1期生
◆気付き・感想
・モノに入れる想い
コイノボリを東日本大震災の被災地に持っていき、
掲げてくるプロジェクトを立ち上げた重富先生。
被災地に行ってはじめて、そのプロジェクトに違和感を覚えたと言う。
だが、おばあさんの「持ってきてくれて有り難う」という言葉に救われた。
コイノボリは、お腹の足しにはならないが、
それを掲げることで、幸せを感じたり、幸福感を得られる。
それは、モノに想いを込めて託す、日本人ならではの感覚と言えるだろう。
私は口下手なので、文章や言葉で相手に伝えるしかないが、
はっきり表す言葉だけではなく、
相手に感じとってほしい、言霊の籠もった言葉を贈れるような人になりたい。
・本当の「友だち100人」
昔歌った、「友だち100人できるかな」の歌。
今の時代、SNSを使えば友だち100人作ることはたやすいが、
自分を支えてくれる友だち、自分を受け入れてくれる友だちは、
果たして何人いるのだろう?
「たとえ、100人全員で富士山の頂上でおにぎりを食べられなくても、
100人の思いを受け継いだ1人が、登って食べてくれれば、
残りの99人は満足」
――こんな風に思ってくれる友人は、私の周りには何人いるだろう?
――私は、自分の友人に、どれだけのことをしてあげられるのだろう?
すぐに顔が思い浮かぶ友人は、まだほんの一握りだ。
重富社長は、社会(学校や家庭)が、友だちの作り方、
ひいてはコミュニケーションの仕方を教えてこなかった、と指摘する。
(人付き合いが偏っているという点で、私もそのうちの一人だ)
だが、今それを誰かのせいにすることはしないし、したくない。
ありのままの自分で、ぶち当たって、
友人も仕事も、つくっていきたい。
◆全体をとおして
本日の講義では、忘れかけていた大事なことを教えていただきました。
人生でのやりがいを見つけることは容易ではない、
けれど、見つけるまでの道のりに意味があるから諦めてはいけないこと、
笑顔がコミュニケーションを良くしていき、人々を幸せにつなげること、
子どもが幸せになるためには、子どもの幸せを願う大人たちが
幸せであること、etc.
また、重富先生の人としての良さが存分に伝わってきて、
「こういう風に、自分も「芯」を持って生きたい」と、改めて強く思いました。
重富先生は、「やりがい・生きがいを見つけるために、
どんなことをされましたか?」という質問に対し、
「動くことが1番大切」と仰っていました。
「動く」―――これは、私がベン大に入って、一番大きく学んだことです。
何でもかんでも、やってみなければ分からない。
やはり、最終的にはここに行き着いた、という感じで、「青い鳥」が見つかったような気分です。
重富先生の講義が、最後のベン大の講義で、本当に良かったと思います。
From:横澤彩子(広島大学大学院2年)@JVU広島校1期生
【平成25年3月9日(土)】 『日経新聞学』
≪1日の流れ≫
朝礼
掃除
日経新聞学
終礼
≪日経新聞学での気づき≫
普段の新聞アウトプットとは違い、3つ、4つの記事に対して、
意見や感想を述べるという勉強をした。
短時間の内に、多くの記事に関心を持ち、
様々な知識を活用して、意見や感想、疑問点を
考え出していくことの難しさを体感することができた。
考えがまとまらず、沈黙してしまったり、
話が色々な方向に行ったりと、
苦戦してしまう状況が発生してしまった。
普段から多くのことに関心を持って新聞と向き合っていれば、
もっと簡単に、スムーズに様々な考え出すことは可能になると思うので、
世の中に対する関心の幅を今以上に拡大していきます。
また、ただ関心を持つだけではだめで、
ある事象に対して自分なりの答え、見通しを持たないと
議論を深めていくことは難しいので、
ものごとを様々な角度から捉えていきたい。
できるだけ批判的にものごとを見ていくことで、
自分なりの考え方ができ、月並みな考えを持たなくて済むように思う。
これから社会に出れば、様々な人たちと会い、
話をする機会が多くなるが、そのときに
「その話題は私にはわかりません」という返事をしてしまうと、
相手にしてくれなくなるので、そうならないためにも様々なことを
早いうちから身に付けていきます。
From:山本健勝(広島修道大学4年)@JVU広島校1期生
【平成25年3月2日(土)】 『合同説明会』
◆1日の流れ
12:00~17:00
企業博(メディアジョン主催)にて、
就活に関する悩み相談&ベン大の宣伝活動
◆気付き
・女性、強し!男性、優し?
合計10人ほどの就活生と話したが、(やはり)女性の方が「自分」を持っているように感じられた。
それは、「何が何でも社会に出て働くぞ」という、熱い情熱のようなもので、
母親が子どもを守るときのような勇ましさに似ていると言える。
対する男子はと言うと、正直、守ってあげたり面倒を見てあげたくなるような、
穏やかで心優しい子が多いように感じた。
この対比は偶然かもしれないが、時代の風潮は性格が“男女逆転"になってきている縮図に思えてならなかった。
これから、キャリアを積む女性が増えて、主夫になる男性が増えたら、、と考えると、
インドネシアにある母系社会に近づくのではないかと想像する。
海外に行かずとも、それを体験できるのは非常に喜ばしいことだが、
ジェンダーの認識は多数派の方が落ちつく(男性=男らしい:女性=女らしい)。
なぜなら、もしその逆転の構図が成立するとしたら、
おそらく社会が、「何時も気を張って」「相手に気を許してはいけない」世界に変貌してしまったと言えるためだ。
そんな社会は、物凄く生きづらいのではないかと思えてならない。
そうならないよう、男性陣には、
本当に本当に、精神力(人間力)を鍛えてほしい!!
・オープンマインドが理解につながる
上記で言ったことと反対になるかもしれないが、
話した就活生の人たちは、少なからず、初対面の私に不信感を抱いていることが分かった。
それは、特に女子学生が強く感じられた。
女性の社会進出が進めば、それだけ女性は「仮面」を付けなければならない。
それはある程度必要だが、接していて
「この人は私のことを信用しようと思っていないんだろうな」
と感じると、話していて苦痛になってくる。
私も人見知りをすることがあるから人のことは言えないが、
このとき初めて、その感覚を味わった。
これまで、自分も同じような気持ちを相手にさせていたと思うと、心苦しい。
(これまで我慢して接して下さった方々、本当に御免なさい!
そして、有り難うございます!)
それに比べて、男子学生は比較的すぐに打ち解けてくれた。
自分の弱い部分、ダメな部分をさらけ出して、どうしたらいいかと問いかけてくる。
今までであれば「弱い人だな」と思ってしまったが、
こちらの方が何倍も強い(強くなれる)のだと、今は思う。
何枚も何枚も重ねた嘘や見かけより、一つの真実の方が重みがあると、こういう時に感じる。
自分の内面を誰かにさらけ出し、相手と共有しようとしている点では、
男子学生の方が成長率は高いと考えられる。
(そう考えると、男子も悪い所ばかりではない)
そういう所を面接官が見ているかは分からないが、
この素直さを、単なる甘えや怠惰にせずに邁進すれば、草食系男子とはおさらばできるのではないだろうか。
◆全体を通しての感想
今回は、来期生候補探しも兼ねての合同説明会参加で、少し緊張していました。
ですが、私の緊張より、これから就職活動を始める3年生たちの方が緊張していて、
自分も一年前はこんな風だったのだなと、懐かしくなりました。
気付けば、あっという間の学生生活・ベン大生活で、名残惜しくも感じました。
話しかけた学生さんの中には、以前講義を受けて下さっていた方もいて、
「良かった」とか「面白かった」という言葉が出てきて、嬉しかったです。
ただ、ベン大に不信感を抱く人が多いことも事実なので、
どうすれば、もっとベン大の良さや内容の充実感を伝えることができるのかが
課題だと、改めて感じました。
・・来期生が入ってくれるか、とても心配です。
残り時間で、少しでも自分に出来ることをやりたいです。
「ベン大」では合説でブースを出せないため、
今回、メディアジョンさんのブースをお借りしてベン大のPRができたことは、
本当に喜ばしい限りです。
改めて、この場を借りて御礼を言わせて下さい。
どうも有り難うございます!!
From:横澤彩子(広島大学大学院2年)@JVU広島校1期生
【平成25年2月16日(土)】 『人生設計』 吉広雅彦先生(NPO法人 創造21 理事長)
~講義の気づき~
≪人生設計をする≫
様々なキーワードを派生させ、
これから自分が挑戦していきたいことを
書き出していく作業をした。
まずは約10分間、自分一人であれこれと考えて
将来のことを書き出し、その後、受講生同士で回しつつ、
もっとこうしたらいいなどのアドバイスを書き加えていった。
自分一人の作業だけではあまり考えが広がらず、
手が止まってしまうことが多 かったが、
客観的に自分を見てくださった受講生の皆さんのアドバイスをいただき、
「こういう発想もあるんだ!」という発見がたくさんありました。
私自身、現実的にものごとを考えてしまう傾向があり、
今回、書いてもらった自分になかった大きな目標を参考に
人生設計を深めていきます。
≪終活≫
「ハッピーエンディングノート」という冊子に自分が亡くなったときに、
家族にどんな葬儀にしてもらいたいとか、簡単な自分史などを書き込んだ。
現在、若いということもあって、今まで「死」について考えるという機会はほとんどなかった。
しかし、人間はいつ亡くなってしまうのか誰にもわからないし、明日、
生きているのかどうかもわからないということにも今回の講義を通して気づかされた。
したがって、「若い」、「年寄り」関係なく「死」については考える必要がある。
「親孝行したいときに親はいない」ということが一般的に多いように感じるの で、
人生設計の中に、「親孝行」で何をすれば喜んでもらえるのかなどを取り入れ、早めに実行していく努力をします。
そして、今回の講義をきっかけに、親にも「終活」について考えてもらおうと思います。
From:山本健勝(広島修道大学4年)@JVU広島校1期生
【平成25年2月9日(土)】 『情報の取り方・使い方講座』
「問いを選ぶ技術」
これまでは自分が興味のある内容が書かれた記事を選ぶことが多かった。
しかし、アウトプットから議論が発展しづらい傾向があり、改善方法を考えた。
それはアウトプットの前に、その記事をどういう切り口で咀嚼し、
どういった立場から、どのような主張をするのかという事を明確にすることだ。
このことによって、自分が興味のなかったような記事をアウトプットしてみようという気持ちが強くなってきた。
このことを意識していれば、そのことに対する知識がなくても、アウトプットをまとめることができ、
他の参加者から、そのことについて教えてもらうことが出来るからだ。
新聞アウトプットだけでなく、日常の会話でもこういったことが意識できると
世代や興味・関心が異なった人とも、うまくコミュニケーションがとれるのではないかと思う。
「問いを配列する」
アウトプット後の意見交換で、ある意見を支持する理由だけでなく、その根本思想について問う機会があった。
結果的に対立する意見の妥協点を見出す手助けになったのだが、議論があちこちに飛躍してしまい、混乱を招いた。
きちんと議論を進める中で問いを整理する作業が出来ていないことに気づいた。
自分の処理能力以上に問いを広げてしまうと、議論の質自体が低下してしまうので、
そういったことも把握できるように、意識しながら議論に参加したい。
「過去→現在→未来」
今回はアウトプットする事柄のまとめ方を、このようにしてみた。
その結果、ものごとが本質的にはらんでいる問題なのか、社会の変化と共にあらわれた問題なのかという分類が出来た。
なにかの解決法を考えるときにも、この考え方は有効だと思った。ナリッジファシリテーションに、この考え方をどうにか
組み込むことが出来ないか、次の機会に挑戦しようと思う。
From:河本将治(広島大学4年)@JVU広島校1期生