【平成25年3月19日(火)・20日(水)】 『知覧・卒業合宿&卒業式』
1、議事録
1日目 知覧特攻平和会館見学
歴史勉強会
中條高徳学長による講義
懇親会
2日目 早朝散策
女将さんによる講義
ホタル会館見学
分校の合同卒業式
バスの中でのアウトプット
2、 講義の気付き
~平和会館での気づき~
遺書などを通じて、その時代、その時生きた人々の思いを感じることができた。
それは今を生きる人には覚悟が足りないと少なからず感じた。
また、感情が高ぶらなければ、決して流さないが、現地の体験を通じて何か心にぐっとくる時間でした。
~中條高徳学長による講義での気づき~
話の中に「夢を失った民族は滅びる」とおっしゃておられ、
どんなに文化や政治がすごくても、夢や希望を持たなければ長くは続かないと改めて感じることができました。
だから私自身が立てた夢を達成できるようにしていきたいと思った。
~女将さんによる講義での気づき~
自分が感じるよさは、自分にしか分からないし、分かった上で回りに出さないといけないと感じた。
そして、自分が感じることで身の回りへの影響があまりにも小さいと思った。
だから、自分にもっとも近い人からどんどん範囲を広めていきたいと感じた。
~卒業式~
各分校と同時に卒業式行い、皆が1年間の振り返りと共にこれからの抱負を語った。
振り返ることで、多くの体験をすることができた。
やはり、大学卒業とベンチャー大學の卒業というものは新たなスタートに立ち、これから歩んでいく人生の始まりに過ぎないと思います。
これから、たくさんのことに挑戦するので、いままで学んできた講義を通して得た事を胸に刻んで頑張りたいと思いました。
3、実行すること
鏡を見て、顔の表情のチェックする。
4、 感想
初めての知覧、初めての東京校ならびに分校の方々とともに時間が過ごせてよかったです。
知覧では私自身、感じることがたくさんあり、1分1分が本当に大切なんだと話通じて理解を深めることができました。
From:金山竹伯(広島工業大学4年)@JVU広島校1期生
【気づき・感想】
●「有り難う」の意味
今回の自分のテーマは、前回来たときと違う発見をすること、にあった。
そのなかの、一番大きな気づきがこれである。
平和記念館の中で、来館した方のコメントを見ていると、
特攻隊員の方たちに対して「有り難うございました」という言葉が多く見られた。
自分たちの意志とは違うかたちで命を散らせていった方に対して「ありがとう」ということは、
当時の政府や指揮官たちの思惑に乗っているような、また、上から目線のような気がして、
「ありがとう」と言うことが、とてもはばかられた。
そして、二日目ーー。
女将さんの講話を聞いて、特攻隊員の方々が私たち未来人に託した思いや願いを、改めて思い出し、
やっと、その「ありがとう」を消化することができた。
彼らに感謝し、御礼を言うことは、つまるところ、
彼らの分の命や時間を、覚悟や誠意を持って生きるということになるのではなかろうか。
いまの私たちは「死ぬ覚悟」をする必要はないが、
「生きる覚悟」はすべきなのだと、このとき初めて分かった。
社会人としても、いち人間としても、
「生きる覚悟」を持っていたい。
出来ないことがあっても、絶対諦めたくない。
●志の強さ=守るべきもの&夢
中條校長の講話で、「夢を失った民族は滅びる」とあった。
また、「モノの価値が全てと捉える民族」も同様の道を辿る。
二日目の早朝散歩の際、三角兵舎跡を訪れ、特攻隊員たちがどのように飛び立つ前までを過ごしたか、考えた。
・・ウグイスの鳴く、静かな時間だった。
一句詠んだとしても、特攻に行く前に平穏な心で詠うのは無理がある。
彼らは、最期まで、人間らしく、そして日本人であったと感じた。
守りたい人や国、そこにある想いや自然など、目に見えないものも、背負っていた。
だからこそ、彼らはアメリカ軍にとって脅威であったのだろうと、私は考える。
大和魂ではないが、改めて「日本人らしさ」を感じた。
その心意気、志の強さを、見習いたい。
今回訪れて改めて分かった、自分の目標や夢を
見失わぬよう、日々生きていきたい。
【全体をとおしての感想】
ここ知覧にて、最後の講義が行なわれたことはとても有意義でした。
心を許した仲間たちと過ごす、学生最後の時間は、
振り返れば、特攻隊員たちが飛び立つ前夜に酒を酌み交わすのに似ていたと思います。
彼らになかった明日が、私たちにはある。
それも、当たり前に。
どんなに嫌なことがあっても、ちゃんと太陽が昇ってくるのを、また見られる。
そのことに、平和ぼけしているんだなと感じます。
社会人になっても、急に世界が変わるわけじゃないことを、私たちは知っています。
誰かに変えられる人生ではなく、
自分で変えていく人生にしたい。
社会人になったら、その力を養っていきます。
それは、未来を託してくれた方々には自分勝手に映るかも知れませんが、
これまでのベン大講義や松陰先生の教えには、沿っていると言えるでしょう。
これから先、どんなときも懸命に生きる人であれるよう、努力していこうと決めました。
From:横澤彩子(広島大学大学院2年)@JVU広島校1期生
【平成25年3月16日(土)】 『リアル経営学』 重富寛社長(株式会社重富酒店 代表取締役/重富スタンドオーナー)
≪1日の流れ≫
・朝礼
・重富寛先生(株式会社 重富酒店 代表取締役)による講義
・新聞アウトプット
・卒業文集の作成
・終礼
≪講義の気づき≫
「生ビールで広島の街を元気にする」という夢を持って、
日々活動されている重富先生の熱い話を聞くことができた。
○夢があっても追い求めない子どもたち
小学校の時に思い描いていた夢を叶えようと努力する人は稀なことである。
「親の背中を見て育つ」ということが今の時代にはあまり見受けられない。
親がある夢に向けて頑張っている姿を子どもに示せないでいる状況にあると言っ
てよい。
そういった状況の中で、重富先生は「生ビールで広島の街を元気にする」という
夢を持ち続けて日々努力していることで、
自分の子どもや地域の子どもたちの見本となっているのである。
私も重富先生のように、いくつになっても
夢を追い続けることのできる人間になっていきます。
○お酒は様々な場面で登場する
お酒は楽しい時、辛い時、悲しい時など様々な場面で登場するものである。
お酒によって人と人とをより深く繋げることができたり、
垣根を取り払うことも できたり、気分を紛らわしてくれたりと人生において、
お酒はなくてはならない大切な存在だと思う。
宴会の席で、お酒が飲める人、飲めない人がいたとして、
飲める人がお酒をたし なむことによって、飲めない人たちを楽しくさせたり、
元気にさせたりすること ができる。
みんながみんな、お酒を飲むことが必要ではなく、
お酒を飲む人がいかに周りの人たちを幸せにできるか、
包み込めるかが大切になる。
私もお酒が好きなので、自分一人が幸せで、楽しい気分になるのではなく、
周り の人たちを包み込めるような人になっていきたい。
○夢の実現に向けては利益をなるべく重視しない
「大きな利益を得ること」と「自分の夢を叶えること」の
どちらを重視するのかと言えば、重富先生は後者を選んだ。
他の飲食業界と競合していこうとすれば、
実際にはお金をもっと下げて提供していかなければならないし、
営業時間も17時~19時までと短く、
営業時間も増やしていく必要はあるとおっしゃった。
しかし、今の「ビールスタンド重富」の営業スタイルを変えてしまうと、
自分の夢を叶えることに影響が出てしまうらしい。
最高の生ビールを提供し、お客様を笑顔にするためには、
今のやり方が最適で、利益ばかりを追求してしまうと、
「生ビールで広島の街を元気にする」という夢が嘘っぽくなってしまう、
形式的なものになってしまうという考えがあるそうだ。
私も、これから会社で働く際には、目の前の利益だけではなく、
広い視野を持ち、本当の価値を見い出せる人を目指します。
約1年間という短い間でしたが、非常に充実した日々を過ごさせていただきました。
ベンチャー大學で培った様々な経験を活かし、日々精進してまいります。
From:山本健勝(広島修道大学4年)@JVU広島校1期生
◆気付き・感想
・モノに入れる想い
コイノボリを東日本大震災の被災地に持っていき、
掲げてくるプロジェクトを立ち上げた重富先生。
被災地に行ってはじめて、そのプロジェクトに違和感を覚えたと言う。
だが、おばあさんの「持ってきてくれて有り難う」という言葉に救われた。
コイノボリは、お腹の足しにはならないが、
それを掲げることで、幸せを感じたり、幸福感を得られる。
それは、モノに想いを込めて託す、日本人ならではの感覚と言えるだろう。
私は口下手なので、文章や言葉で相手に伝えるしかないが、
はっきり表す言葉だけではなく、
相手に感じとってほしい、言霊の籠もった言葉を贈れるような人になりたい。
・本当の「友だち100人」
昔歌った、「友だち100人できるかな」の歌。
今の時代、SNSを使えば友だち100人作ることはたやすいが、
自分を支えてくれる友だち、自分を受け入れてくれる友だちは、
果たして何人いるのだろう?
「たとえ、100人全員で富士山の頂上でおにぎりを食べられなくても、
100人の思いを受け継いだ1人が、登って食べてくれれば、
残りの99人は満足」
――こんな風に思ってくれる友人は、私の周りには何人いるだろう?
――私は、自分の友人に、どれだけのことをしてあげられるのだろう?
すぐに顔が思い浮かぶ友人は、まだほんの一握りだ。
重富社長は、社会(学校や家庭)が、友だちの作り方、
ひいてはコミュニケーションの仕方を教えてこなかった、と指摘する。
(人付き合いが偏っているという点で、私もそのうちの一人だ)
だが、今それを誰かのせいにすることはしないし、したくない。
ありのままの自分で、ぶち当たって、
友人も仕事も、つくっていきたい。
◆全体をとおして
本日の講義では、忘れかけていた大事なことを教えていただきました。
人生でのやりがいを見つけることは容易ではない、
けれど、見つけるまでの道のりに意味があるから諦めてはいけないこと、
笑顔がコミュニケーションを良くしていき、人々を幸せにつなげること、
子どもが幸せになるためには、子どもの幸せを願う大人たちが
幸せであること、etc.
また、重富先生の人としての良さが存分に伝わってきて、
「こういう風に、自分も「芯」を持って生きたい」と、改めて強く思いました。
重富先生は、「やりがい・生きがいを見つけるために、
どんなことをされましたか?」という質問に対し、
「動くことが1番大切」と仰っていました。
「動く」―――これは、私がベン大に入って、一番大きく学んだことです。
何でもかんでも、やってみなければ分からない。
やはり、最終的にはここに行き着いた、という感じで、「青い鳥」が見つかったような気分です。
重富先生の講義が、最後のベン大の講義で、本当に良かったと思います。
From:横澤彩子(広島大学大学院2年)@JVU広島校1期生
【平成25年3月9日(土)】 『日経新聞学』
≪1日の流れ≫
朝礼
掃除
日経新聞学
終礼
≪日経新聞学での気づき≫
普段の新聞アウトプットとは違い、3つ、4つの記事に対して、
意見や感想を述べるという勉強をした。
短時間の内に、多くの記事に関心を持ち、
様々な知識を活用して、意見や感想、疑問点を
考え出していくことの難しさを体感することができた。
考えがまとまらず、沈黙してしまったり、
話が色々な方向に行ったりと、
苦戦してしまう状況が発生してしまった。
普段から多くのことに関心を持って新聞と向き合っていれば、
もっと簡単に、スムーズに様々な考え出すことは可能になると思うので、
世の中に対する関心の幅を今以上に拡大していきます。
また、ただ関心を持つだけではだめで、
ある事象に対して自分なりの答え、見通しを持たないと
議論を深めていくことは難しいので、
ものごとを様々な角度から捉えていきたい。
できるだけ批判的にものごとを見ていくことで、
自分なりの考え方ができ、月並みな考えを持たなくて済むように思う。
これから社会に出れば、様々な人たちと会い、
話をする機会が多くなるが、そのときに
「その話題は私にはわかりません」という返事をしてしまうと、
相手にしてくれなくなるので、そうならないためにも様々なことを
早いうちから身に付けていきます。
From:山本健勝(広島修道大学4年)@JVU広島校1期生
【平成25年3月2日(土)】 『合同説明会』
◆1日の流れ
12:00~17:00
企業博(メディアジョン主催)にて、
就活に関する悩み相談&ベン大の宣伝活動
◆気付き
・女性、強し!男性、優し?
合計10人ほどの就活生と話したが、(やはり)女性の方が「自分」を持っているように感じられた。
それは、「何が何でも社会に出て働くぞ」という、熱い情熱のようなもので、
母親が子どもを守るときのような勇ましさに似ていると言える。
対する男子はと言うと、正直、守ってあげたり面倒を見てあげたくなるような、
穏やかで心優しい子が多いように感じた。
この対比は偶然かもしれないが、時代の風潮は性格が“男女逆転"になってきている縮図に思えてならなかった。
これから、キャリアを積む女性が増えて、主夫になる男性が増えたら、、と考えると、
インドネシアにある母系社会に近づくのではないかと想像する。
海外に行かずとも、それを体験できるのは非常に喜ばしいことだが、
ジェンダーの認識は多数派の方が落ちつく(男性=男らしい:女性=女らしい)。
なぜなら、もしその逆転の構図が成立するとしたら、
おそらく社会が、「何時も気を張って」「相手に気を許してはいけない」世界に変貌してしまったと言えるためだ。
そんな社会は、物凄く生きづらいのではないかと思えてならない。
そうならないよう、男性陣には、
本当に本当に、精神力(人間力)を鍛えてほしい!!
・オープンマインドが理解につながる
上記で言ったことと反対になるかもしれないが、
話した就活生の人たちは、少なからず、初対面の私に不信感を抱いていることが分かった。
それは、特に女子学生が強く感じられた。
女性の社会進出が進めば、それだけ女性は「仮面」を付けなければならない。
それはある程度必要だが、接していて
「この人は私のことを信用しようと思っていないんだろうな」
と感じると、話していて苦痛になってくる。
私も人見知りをすることがあるから人のことは言えないが、
このとき初めて、その感覚を味わった。
これまで、自分も同じような気持ちを相手にさせていたと思うと、心苦しい。
(これまで我慢して接して下さった方々、本当に御免なさい!
そして、有り難うございます!)
それに比べて、男子学生は比較的すぐに打ち解けてくれた。
自分の弱い部分、ダメな部分をさらけ出して、どうしたらいいかと問いかけてくる。
今までであれば「弱い人だな」と思ってしまったが、
こちらの方が何倍も強い(強くなれる)のだと、今は思う。
何枚も何枚も重ねた嘘や見かけより、一つの真実の方が重みがあると、こういう時に感じる。
自分の内面を誰かにさらけ出し、相手と共有しようとしている点では、
男子学生の方が成長率は高いと考えられる。
(そう考えると、男子も悪い所ばかりではない)
そういう所を面接官が見ているかは分からないが、
この素直さを、単なる甘えや怠惰にせずに邁進すれば、草食系男子とはおさらばできるのではないだろうか。
◆全体を通しての感想
今回は、来期生候補探しも兼ねての合同説明会参加で、少し緊張していました。
ですが、私の緊張より、これから就職活動を始める3年生たちの方が緊張していて、
自分も一年前はこんな風だったのだなと、懐かしくなりました。
気付けば、あっという間の学生生活・ベン大生活で、名残惜しくも感じました。
話しかけた学生さんの中には、以前講義を受けて下さっていた方もいて、
「良かった」とか「面白かった」という言葉が出てきて、嬉しかったです。
ただ、ベン大に不信感を抱く人が多いことも事実なので、
どうすれば、もっとベン大の良さや内容の充実感を伝えることができるのかが
課題だと、改めて感じました。
・・来期生が入ってくれるか、とても心配です。
残り時間で、少しでも自分に出来ることをやりたいです。
「ベン大」では合説でブースを出せないため、
今回、メディアジョンさんのブースをお借りしてベン大のPRができたことは、
本当に喜ばしい限りです。
改めて、この場を借りて御礼を言わせて下さい。
どうも有り難うございます!!
From:横澤彩子(広島大学大学院2年)@JVU広島校1期生