平成26年(2014)【3月19日(水)】 宮崎大学 山本祥子
2014/03/19
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鞄持ちレポート 山本祥子 宮崎大学
鞄持ち日 3月19日(水)~3月21日(金)の3日間
場所 鹿児島県知覧町
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3月19日(水)
7:00 鹿児島中央駅に到着。
知覧に移動。「メールの返信が遅い」と注意される。
8:00 平川駅に到着。
山近社長(以下、社長)にお電話を頂く。
バスで来るように、と指示を受ける。
9:30 知覧富家食堂に到着。
旅館の前で社長と合流。挨拶の声が小さかった。
南九州市長に本とパンフレットを渡してくるように、と言われた。
また、時間が空いたときにする仕事を渡された。
打ち合わせに同席。急に話題を振られた時とっさに反応ができなかった。
この時、時間があったので、仕事の整理をしておくべきだと感じた。
11:00 日本ベンチャー大学の卒業式を見学。
日本ベンチャー大学学長の中條高徳先生を紹介して頂いた。
社長に名刺を渡して、と言われ、名刺を渡した。
卒業式を見学して中條先生のお話が聞けて非常にいい経験になった。
ベンチャー大学の学生の方は、自分の芯があり、
しっかりとアウトプットができており、これからの参考にする。
13:00 富家食堂の別館に移動。
山近社長、山崎利子様、梶井英一様、梶井様の娘さんと昼食をご一緒させて頂いた。
ビールのお酌のタイミングを考えておらず、山崎様に何回もお酌させてしまった。
社長に「お前が注げ」と注意される。
また、卒業式の感想を聞かれ、「皆さん自分の考えを伝えることが
できてすごい」と述べた。
すると、理由を聞かれたので、「私はそれが苦手だから」と答えた。
なにか喋って、と言われたので、好きな偉人、高杉晋作について語る。
松下村塾に行ったことがないのはだめだ、と言われた。
その時、私は泣いてしまった。
注意されたのが嫌だったわけではなく、自分がずっと悩んでいたことを
解決するために、初めてお会いした方がこんなにも親身に
お話をしてくれる。自分のことを考えてくれる。それがとても嬉しかったからだ。
同時に今までなぜ、自分は何もせずに生きてきたのだろう、
苦手だとわかっていれば解決する方法を考えることもできるのに。
自分の弱みを知るのは、解決するためには必要不可欠なことだ。
でも、苦手を自分で自覚してるということは一歩間違うと言い訳にも
使えてしまうんですよね。
「苦手だからできなくてもいいんだ。しょうがないんだ」
私はそうやって自分で自分に言い訳して苦手なことをそのままにしてきた。
学生のうちはそれでも大丈夫だったからだ。
でも、社会人になったら「苦手だから出来ません」なんて通じない。
そんな人どこの会社も欲しくない。
自分を変えなければと強く決心。
14:30 2時間ほど時間が空いた。
社長からカードを取りに来るようにというメールが入った。
うまく周りが見えていなかった。扉の下にカードが置いてあることに
気づかず、何度も社長にメールをしてしまい迷惑をかけてしまった。
卒業式でお会いした社長さんに挨拶のメールをするのが遅れており、注意された。
仕事の優先順位付け、計画性がなかった。
南九州市役所に行き、市長に本とパンフレットを渡しに行く。
市長はご不在だったので、職員の方に預けた。
17:45 社長に仕事を頼まれる。
難しい漢字にルビを振る。調べてもわからない漢字は女将さんが親切に調べてくれた。
18:30 社長の講演を聞かせて頂く。
ここで、私が社長の文書に対して書いたメールを朗読した。
面白いメールと言って頂けたのが嬉しかった。
私は歌うことが出来なかったアンパンマンの歌を躊躇いもなく歌った方がいた。
私には無いものだ。
自分で限界をつくらない姿勢に尊敬を覚えた。
19:30 夕食を食べる。
20:30
特攻隊についてのビデオを観賞。
特攻隊の方の話だけでなく、家族の方のお話もあり、
「先に行って待っています」という場面があり、涙が出た。
21:00 部屋に戻り、寝る準備を整える。
ぼーっとしていて、仕事をする事を忘れていた。
仕事を少ししたが、社長に伝えていなかった。
緊張感が足りなかった。
24:00 就寝
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3月20日(木)
4:00 起床。身支度を整える。
5:00 昨日渡されていた仕事をするが、日頃の不規則な生活がたたり、
ぼーっとしていた。
仕事をやったらすぐに知らせるというのが出来ていなかった。
やったことに満足してたのだと思う。
6:00 スクワットをするために玄関に集合。しかし、雨が強くできなかった。
社長に朝の散策に一緒に行って来いと言われ、付いて行く。
特攻隊ゆかりの地を回る。
8:20 朝食を頂く。
社長のご厚意で社長の朝食を食べさせて頂いた。
早起きして食べる朝食はとてもおいしかった。
9:20 女将さんのお話を聞く。
家族に、友人に、社会に自分が何ができるのが、自分を見つめる
良い機会でした。
女将さんのお話の仕方が本当に心を打つような話し方で、
自分も誰かに何か感じてもらえるような話し方を見つけたい。
10:00 頼まれていた仕事がほとんどできておらず、皆さんが
ビデオを見ている間に仕事をすることに。
バスが出るまでになんとか終わらせようとしたが、終わらなかった。
11:15 バスが出発。
特攻平和会館に自分も付いていく。
バスの中でも残っていた仕事をした。
12:00 特攻平和会館を見学。
特攻隊員の方々の遺書や日記が数多く展示してあった。
特攻隊員の方の多くが私よりも若い方ばかり。
短い人生しか生きられなかった方々の思いを私たちは忘れてはいけない。
14:00 社長にメールでこのあとの予定を聞く。
18:30から講演という指示を頂く。
16:00 社長に特攻平和会館の館長と名刺交換をしてくるようにと言われる。
しかし、なかなか勇気が出ず、仕事をしていた。
社長に「そろそろ大人、館長にいろいろ質問して来い」と背中を
押され、職員の方に声をかけ、館長に会うことに。
館長さんは丁寧に質問に答えて頂いた。
さらに、館長さんの特攻平和会館で語り部をされている方のお話を聞いた。
実際に戦争を経験された方のお話は何とも重みがあった。
そして、私がいかに戦争について無知だったのかを思い知らされました。
私たちが今暮らしている日本に国を守るために戦った方がいるのを
忘れてはいけない。
それが、私たちができる事だと感じた。
17:40 富家旅館に到着。
社長の側で学生に鞄持ちの日程を聞く電話をした。
社長に言われなければ仕事が出来ず、素早い行動が出来なかった。
携帯の充電が無くなってしまい、携帯充電器の充電も無かったので、
女将さんに充電器を貸して頂いた。
女将さんは快く貸してくださり、人の優しさに触れた。
18:30 社長の講演を聴かせて頂く。
19:30 夕飯を頂く。
夕飯をご一緒させて頂いた加藤潤様が運営されている
タツノオトシゴハウスに明日行くことに。
皆さんのアウトプットの時間に私も挨拶をさせて頂いた。
やはり、緊張して皆さんのようにわかりやすい話し方ができなかった。
これは、経験を積むしかないのだろうか。
20:30 勝手に自分で判断してしまい、社長の側を離れてしまう。
社長に戻ってくるようにと電話で言われる。
社長と加藤潤様、牧野昌克様のお話をお隣で聞かせて頂く。
話の流れを切らずに、飲み物を注ぐタイミングがわからなかった。
21:00 夕方に電話がつながらなかった学生に電話を掛けた。
また、残っている仕事をした。加藤様にお礼のメールをする。
25:00 就寝。
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3月21日(金)
5:00 起床。身支度を整える。
6:00 社長に新聞を買ってくるように指示される。
6:20 皆さんを見送り、社長の部屋に新聞を持っていく。
6:40 仕事をする。
特攻平和会館の感想を社長にメールで送る。
7:00 新聞をきちんと渡すことができず社長からメールが届く。
この時点でもう一回新聞を持っていくべきだった。
9:30 私の後に鞄持ちをされる内田さんと小野さんと合流。
引継ぎをする。
内定者の方なので、話し方がしっかりしていた。
10:00 前日に見れなかったビデオを鑑賞。
コートを床の邪魔になるところに雑に置いてしまい、注意される。
11:15 皆さんをお見送り。
社長、女将さんにお世話になったお礼を伝えた。
ビデオを撮ったが、社長がお話になったことに言葉を返すことができなかった。
11:20 社長、内田さん、小野さんをお見送りした。
女将さんにその笑顔を忘れずにがんばれと励まして頂いた。とても嬉しかった。
私はタツノコハウスに向かった。
鞄持ちはここで終了。
20:00 社長に紹介して頂いた恵良さんとお会いした。
エグゼについて丁寧に教えて頂いた。
私から誘ったにも関わらず、無言になってしまう場面が多かった。
やはり、気遣いや考え方が私とはまるで違った。
私の個人的な悩みにも優しく言葉をかけてくださり、また人との温かさに触れた気がした。
23:30 帰宅。
●3日間の鞄持ちで学んだこと
①頼まれた仕事の優先順位づけ
仕事を複数頼まれた時に、まずどの仕事から先にやればいいのか優先順位を
つけることが重要だと学んだ。
計画的に仕事をこなすためには優先順位付けはまず初めにやったほうが
良かったと終わってから反省した。
②報連相の大切さ
私は仕事をやったことに満足して社長に報告できなかったり、遅れたりした。
仕事を終えても報告をするまでが仕事だ。と感じた。
また、わからないことを相談せずにそのままにして注意されることも多かった。
報連相はちゃんとしろと、前日にお電話させて頂いた先輩に言われていたにも
関わらず、出来ていなかった。
③周りをよく見ること
気を配るということは周りをよく見ていなければできないことである。
いかに、自分が周りが見えていなかったのかを強く感じた。
④メールのマナー
メールについて途中送信してしまったり、メールの書き方を注意されたりした。
他の方のメールをよく見て、失礼のないメールの仕方を学ぶことが必要。
●まとめ
「山近社長鞄持ちをさせて頂きありがとうございました」
これがまず、初めに言いたいこと。
社長のお側について仕事を見させていただく機会なんて滅多にありません。
その機会を与えてくださった山近社長には感謝しかありません。
また、この3日間こんなに怒られたことはないというくらい怒られた。
年を取るにつれて、怒られることは少なくなっていく。
怒られて、自分の足りない部分がはっきりとわかった。
私に一番足りない能力はアウトプット能力。
社長にエグゼを勧めて頂いたので、地道に続けていく。
鞄持ちを通して、自分と社会人の間には大きな壁があることが分かった。
この学んだことをそのままにするのでは、鞄持ちを経験した意味がなくなってしまう。
学び、行動に移す!!
3日間で多くの方にお会いした。この縁を大切にしていく。
3日間でまだまだですが少しは変われたような気がする。
今までだったら電話もまともにすることが出来なかったし、館長に会うことも
しなかっただろう。
社長には度々背中を押して頂いた。
もう少し活動的になってみようと感じた3日間だった。
名刺交換などは特に自分からタイミングを見つけて積極的に交換して
いかなければならず、タイミングを逃してしまうことが度々あった。
もうすぐ私は学生ではなくなってしまう。
甘えは通じない。逃げは通じない。
自分が苦手なこともしなければならないことが多くあるだろう。
まだ、あと1年は学生でいられる。
この1年間で自分の苦手に立ち向かう力をつけなければならないと強く感じた。
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