平成25年(2013)【6月25日(火)~26日(水)】 岩手大学 高瀬貴帆
2013/06/25
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鞄持ちレポート 高瀬貴帆
鞄持ち日 6月25~26日の2日間
場所 東京→神奈川→静岡→東京
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4:07 夜行バスの中から山近社長へ報告メールをする。夜行バスは初めてではないが、
明日に備えてたくさん寝たいのにどうしてか眠れない。
5:48 山近社長から買い物などに関するメール
・静岡おでんのお店を調べる
・昨日の東スポを探して買う
・今日の新聞6部とユンケル、豆乳を買う
6:00 東京駅日本橋口に到着。山近社長へ報告メールを送る。
社長から、「皇居みたことある?」、「楠木正成の銅像を見たことある?」
との返信。どちらも行ったことがないので、今度、東京に来る機会があったら
必ず行こうと決める。
6:10 あらかじめ調べておいた電車の時間よりも早い電車があったので、それに
乗ることにし、社長へメールを送る。
6:12 東京駅を出て、周辺のコンビニ4軒をまわり、新聞4部とユンケル、豆乳を買う。
新聞は何店もまわらないとみつからないよ、とのアドバイスを事前に鞄持ち
経験者の方にいただいていて良かったと痛感する。
昨日の東スポはどの店ももう返品してしまったといわれた。少し焦ったが
時間なので東京駅へ戻る。
6:50 小田原行きの電車に乗る。
電車の中は、男性と女性は半々くらい。男性の半分くらいは新聞を抱えていた。
やっぱり社会人は朝に新聞を読むのだと実感した。
斜め向かいの男性は蛍光ペンで線を引きながら戦争ものの小説を読んでいた。
社長がおっしゃっていたように歴史から学ぶことがあるようだ。
7:12 電車の中で静岡おでんのお店を調べる。
ガラケーのネット情報の少なさに、スマホを水没させてしまったことを悔やむ。
何とか食べログで「青葉横丁」と「しぞーか」を見つけて報告する。
もう一度、静岡での内達の会場の地図を見て確認する。
8:12 小田原駅着
駅のキヨスクで新聞を探す。当日分の残り2部を無事に購入。
ここでも昨日の東スポはないといわれたが、市街地の書店には
あるだろうと思って報徳神社へ足をすすめる。
8:25 報徳神社着
小田原城址の中にあって、とても趣があり、静かでいい雰囲気だった。
お参りをして、二宮金次郎像を見た。像が1メートルちょうどに作られていて、
さらに、戦前に作られたものの最後の一つだということに驚く。
神社の関係者の方のお話を聞こうと社務所に行ってみるが、閉まっていて断念。
駅へ戻って尊徳記念館行のバスに乗る。
9:05 無事にバスに間に合う。
しかし前から乗ることに驚く。乗客は私を含めて4人。
道中は踏切でトラブルがあって20分ほど遅れるが、無事に着く。
9:40 尊徳記念館到着
来館者は私一人だけで貸し切り状態。
受付のお姉さんから入場券をいただき、来場者のアンケートを取っているとの
ことで岩手から来たと告げると驚かれる。
記念館を見て回っているとボランティアガイドの小林さんが来てくださり、一つ一つ
細かく説明してくださった。11時のバスで戻る予定だったが、熱心に説明して
くださり、12時すぎまで記念館内をみてまわった。
印象的だったのは金次郎の歌を、小田原の人で知らない人はいないということ。
金次郎の教えを大切にしているのだと実感。歌って教えてくださった小林さんに
感謝。
そして、政治家になれるほど力もあり、著名であったのに、農民を迅速に救う
ために政治家にならなかったことを聞いて、本当に世のために尽くしたから
こそ後世でもあがめられるのだと感じた。
また、幼いころから賢く、勉強熱心で、こつこつと努力をし、様々なことを
成し遂げてきた金次郎も、あるとき悩み苦しみ、断食修行に出た。どんなに
偉い人でも迷うこともあるのだと分かり、偉人も人間なのだな、と思った。
館長にご挨拶をしたいと小林さんにお話すると、今日は館長が不在で、小林さん
が元館長だったとのこと。名刺をお渡ししたが小林さんは名刺をお持ちで
ないとのこと。
あとで記念館宛に手紙を書く約束をした。小林さんは退職後に金次郎について
学び始め、調査のために海外まで行ったことがあるそうだ。小林さんの
探求心や行動力も素晴らしいと感じた。
12:10 尊徳記念館発
バスがないので電車で駅まで戻る。途中、社長に留守電を入れる。
記念館近くの駅を見つけるのに苦労するが、無事にたどり着く。
13:29 小田原駅着
静岡行の電車の時間を確認し、社長にメールをする。
乗り換えをする自信がなく、新幹線の切符を買う。
書店にも新聞がなかったので、観光案内所で小田原市内の新聞店の
電話番号を教えて頂く。しかし6軒電話してもどこも昨日の東スポは扱って
いない。
観光案内所の方のアドバイスで、小田原市役所の広報課に電話してみるも、
スポーツ新聞はないとのこと。市民図書館に行ってみるもスポーツ新聞は
置いておらず、若干不可能を感じ始める。
14:20 再び報徳神社へ
もう一度お参りをして、社務所へリベンジ。
お祓い希望の方だと思われていたようで不審がられるが、受付の方が対応
してくださる。
しかし今日は責任者の方がいらっしゃらないとのことで先ほどの受付の方に
お願いをしてお話を聞かせて頂く。報徳神社は百九十年以上の歴史があり、
市民から親しまれていて、七五三、お宮参り、初もうでには毎年たくさんの
市民が集まるとのこと。
また、金次郎の弟子たちの金次郎を神様としてあがめて教えを伝えたいと
いう考えでできた神社だということなどを教えて頂いた。
16:10 名古屋行きの新幹線で静岡へ向かう。
17:02 静岡着
観光案内所でお勧めのおでんのお店をきいてパンフレットをいただく。
17:10 内定の達人塾会場の下見へ
受付の方にお願いして会場に案内していただき、写真を撮って社長へ
報告する。
17:40 静岡大学の石川さんと合流
新幹線のホームで社長を待つ。
18:13 社長から「日経新聞10部買っておいて。」との連絡。
駅のホームのキヨスクで急いで10部買う。10部が一度に買えるとは
思っていなかったのでラッキーだった。
18:17 社長と合流
11両目と事前に連絡をいただいていたが、11両目の前後どちらの扉から
いらっしゃるのかはわからなかった。
観光案内所の方から聞いていた、会場への地下道を通ろうとしたら、社長は
地下道がお好きではないとのこと。情報不足だった。
そして、荷物が多いとの指摘。私も後からうすうす自分で思っていた。
次があれば就活鞄で来よう。
静岡駅前の東照宮の碑と徳川家康像の前で記念撮影。私がさっき歩いた
時には像や碑の存在には気が付かなかった。社長は周囲を本当によく
見ていらっしゃる。
18:35 内定の達人塾実践編@静岡
静岡大学の学生の方々、プロレスラーの諏訪高広さん、ザメディアジョンの
南さんもいらっしゃっていた。電話で鞄持ちついてお聞きした渡邉さん、
以前岩手で内達があった時の鞄持ちの永田さんもいらしていた。
以前の講演の内定の達人塾とは全く違い、まさに“実践編“という内容。
「納得、納得」というものから「こんなのも!」というものまで、様々な今まで
知らなかったテクニックをたくさん知ることができた。「空気づくり」の
お話は目からうろこだった。あとはこれを使いこなせるかどうかが課題だ。
私は特に挨拶の仕方を常に意識して生活していかなければ、と痛感した。
静岡大学の学生は皆さんが積極的に就活に取り組んでいて、人柄も
明るくて元気な方が多ばかりだったように思う。私も頑張らないと、と意識
させていただいた。
20:00 内定の達人塾実践編終了後、山近社長と諏訪さんと食事へ
「七福」という小料理屋で社長と諏訪さんのお話を聞かせて頂く。
私が聞いたこともないような規模の大きなお話をなされるのでびっくりする。
毎日どこかでこのような会話がされて社会が動いているのだなあ、と思った。
そして、私の気が利かないせいで社長と諏訪さんに気を遣わせてしまう。
諏訪さんが、社長がいらっしゃらない間に「知覧に行くと価値観がまるで変わる。
今生きていることに感謝したくなる。」というお話をしてくださった。
社長の話も、諏訪さんのお話も聞く機会があったからにはぜひ知覧に行って
日本について、家族について、自分について考えたいと思った。
今になってみるとものすごく反省。タイミングをうかがい、空気を読んで
手際よく物事をすることができていないのだと改めて気付いた。また、反応が
薄くてリアクションがないことが、相手に興味がないように映ってしまう。
気を付けていかないといけないとしみじみわかった。
22:30 諏訪さんが最後の新幹線の時間ギリギリまでいてくださって、お帰りに
なった後、社長と静岡おでんへ。社長、ご迷惑をおかけしました。
その後、石川さんと合流。石川さんにも気が利かず、ご迷惑をおかけしました。
すぐに来てくれてありがとうございました!
01:25 歩いて駅前のホテルアソシアへ。そこで問題発生!
駅近くのミニストップへ避難するも追い出される。何件か周囲のホテルに
当たってみるも満室。静岡大学の渡邉さんがありがたいことに
ホテルの電話番号をメールしてくださった!しかし、どこも空いていない…
02:02 そうこうしているうちに2時過ぎになってしまい、あと3時間なのでという
ことでカラオケへ。高かった。社長はさっき話された諏訪さんのプロレスを
さっそく見ておられた。同時にメールもすごいスピードで処理。お疲れ
なのにてきぱきとものごとを迅速にこなしていて、すごいなと感じた。
夫婦特攻の本を貸していただくも、読み切れずに寝てしまう。後日、
本屋で注文して現在届くのを待っています。読むのが楽しみ。
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6月26日(水)
5:30 起床。渡邉さんから朝会についてのメールが。
昨日そこまで考えが至っておらず、焦る。しかし、昨日石川さんの
バイト先にお邪魔する約束をしていたのを思い出して安心する。
本田さんからのお電話に出る。
6:00 本田さんと合流。しかしすぐに本田さんだと気づけずに失礼しました。
コンビニで時間つぶし。社長はものすごい速度でパソコンのメールを処理
している。私は気が利かずにボーっとしてしまっていて、わざわざ来て
くださった本田さんに申し訳なかった。
渡邉さんに静岡大学の方々への朝会の連絡をお願いする。本当に
色々とありがとうございました!
6:55 コンビニを出てタクシーで駅へ。
ヴィドフランスがまだ空いていないので隣のイタリアントマトへ。
またもや気が利かず開店前なのに皆さんを店の前で待たせる羽目に。
すみません。
7:30 朝会開始
本田さん、山野さん、廣田さん、渡邉さんがいらしてくださった。
のんびりとした感じの朝会で、ぽろぽろと質問が。
WBC台湾の応援のお話を聞いて感動。You tubeで見よう。
過去のことばかり自慢するのも、過去を隠して未来のことばかり大きくいうのも
よくない。大切なのは今。なりたい自分に変えていく努力が必要。
8:37 新幹線で東京へ
駅でお金をおろすも社長に預けないまま自分で持ったままにしてしまっていた。
普通に考えれば渡すべきだったのに気が回らなかったことを後悔。
新幹線の中でエグゼ。社長のお気遣いに感謝。
今はできないから仕方ないと諦めるのは甘えだった。
9:50 東京駅着後、秘書の田中さんと合流。
M&Aセンターの株主総会へ。 会社同士のお付き合い…、経験したことも
ない世界で緊張した。田中さんがいらしてくださって安心した。待っている間に
電話から中継が聞こえてきて、経済の世界をのぞいた感じがしてその場の
緊張感にドキドキした。
社長が帰ってきてからの、社長の「久しぶりに緊張した」との言葉と、田中さんの
怖がりように、すごいことがあったのだ、と今更認識する。私も経済について勉強しないと。
11:00 スタバで社長と田中さんのミーティング
今後の予定の確認などをされていた。田中さんは社長の手帳のコピーをお持ち
のようだったが、通常の仕事もして全国を飛び回って、そのうえ常に鞄持ちの
予定が次々に入ってくる社長のスケジュール管理は大変なのだろうな、
と思った。
また、社長は内定者のことを本当に大切に考えていらっしゃるのがわかった。
普通ははそこまで心配してはくれないだろう、というところまで気を配って
おられた。やはり「人財」を大事にされている。
なにより仕事の話をされているお二人の姿がすごく格好良かった。
私も再来年からは格好いい社会人になれるように頑張ろう。
12:15 電車を乗り継いで渋谷へ。
フォーラムエイトでエグゼ学生など9人と質問会。
様々な質問が出る。とくに会社のことやM&Aについて詳しくお話されて、
わたしもなるほど、と思いながら聞かせて頂いた。
座席表を書いたはいいものの社長に渡しそびれてしまい、役に立たない。
空気を読んでタイミングをうまく見計らう癖をつけねば。
13:30 MBS会社説明会
名刺交換でテンパって失敗する。もっと慣れないといけないと実感。
練習あるのみ。
今思えば会社説明会に参加するのは初めてだった。とてもいい経験になった。
建設業界の説明会で、コンクリートのスケルトン工法などをされている会社。
私の専門分野に近く、とても面白い内容。山本社長もとても魅力的な
経営者だった。
社長、参加させてくださってありがとうございます。
17:30 MBS会社説明会終了
小谷地さん、五十嵐さんとアイスリボンのプロレスへ。
しかし小谷地さんはご用事とのことで途中でのお別れ。五十嵐さんと西川口へ。
18:00 西川口着
五十嵐さんとご飯を食べる。
アイスリボン道場を探して歩き回り、喫茶店へ。
ここでお金の清算をする。
19:00 アイスリボン道場へ
すでにたくさん並んでいる。女性のお客さんもちらほら。
社長のお計らいに気が付かず、先に会計をして入ってしまった。
アイスリボンの方にも、社長にも迷惑をおかけしました。
藤本つかささんに挨拶させていただく。すごくかわいらしい感じの
方で、プロレスをなさるように見えなくて驚く。
試合がはじまって、予想外の面白さに驚く。社長がプロレス好きなのも納得した。
痛そうなものだと思っていたが、受け身をとっているし、何よりお客さんを
楽しませるパフォーマンス性が強かった。ちょっとはまりそう。また見に行きたい。
途中で古沢さんと上村さんが合流。社長は原稿でいらっしゃらないとのことで、
残念。
21:30 試合終了
選手の方々が会場のみんなに握手をしに回ってきてくださった!
その後、物品販売。
藤本つかささんと名刺交換させて頂く。
選手の方々はすごく忙しそうだったので、そのまま失礼した。
21:40 川口駅のサイゼリアで五十嵐さん、古沢さん、上村さん、私の4人で反省会を
する。
次の鞄持ちの上村さんにお金や本、預かったものなどをお願いした。
鞄持ちの話やプロレスの感想などを話して、楽しい時間だった。
五十嵐さん、最後までお付き合いいただいてありがとうございました!
バスの時間があったので先に失礼したが、ぜひまた会いたくなる人たちだった。
23:30 深夜バスに乗る
名刺をいただいた方にお礼のメールを送る。
上村さんから「お金が2000円合わない」との連絡が。とても焦るが
バスの中なのでどうしようもない。
しょんぼりしながら帰る。
寝る前に鞄持ちをして感じたことを思い出す。色々と成長できる機会を
いただいたことに気付く。
●感想
長いアウトプットをお読みいただいてありがとうございます。
社長には度重なる失礼、申し訳ありませんでした。私の至らなさに、イライラさせて
しまったことと思います。
次に鞄持ちをするまでに、必ず成長したいです。その時はまた、よろしくお願い
いたします。
鞄持ちを通して、今まで知らなかった社会を知ることができました。そしてもっと勉強
したいと思うことができました。また、たくさん失敗させていただいたことで、自分の
直したいところを見つけることができました。一番は、社長もおっしゃってくださった
ように、ビジネススキル。自分でも焦りを感じております。次に、周囲に気を配ること。
ボーっとしていて相手の方に失礼をしないようにしていきたいです。
最後に、出来ないから仕方ない、と諦めてしまうのは甘えだということ。
できるように解決策を考えるように習慣づけたいです。「失敗ができるのは学生の特権」
だといいますが、社会人の方と接していて失敗させて頂ける機会は鞄持ちの
他にないと思います。本当に貴重な経験をさせていただきました。
ありがとうございました。またお会いできるのを楽しみにしております。
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